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トレンドは10K(テンケイ)と慣性モーメント!2024年に発売された話題のドライバーの中からおすすめの6モデルをピックアップ

ゴルフギアカタログ編集部

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2024年のドライバー市場は、ピンやテーラーメイドが新製品に投入した「10K」というキーワードで沸きました。今回は、その10Kモデルを始め、2024年に発売されたドライバーの中から、特に注目されるシリーズとおすすめモデルを紹介します。

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ミスに強く曲がらないドライバーを求めるユーザーに応えたのが10K!

2024年も多くのドライバーが発表、発売されました。個性あふれるモデルが多く、盛り上がりを見せた1年でした。

 

そんな中で、ひとつの大きな流れを作ったのが「10K(テンケイ)」を達成したドライバーです。10Kは、そのクラブの慣性モーメントの高さを示しています。ゴルフクラブに対して使われる慣性モーメントとは、芯を外した時のヘッドのブレにくさを表すのに使われており、その数値が高いほど曲がりにくさやミスヒットへの強さにつながります。10Kと呼ばれる所以(ゆえん)は、ヘッドの左右慣性モーメントとヘッド上下慣性モーメントの合計値が1万(10K)を超えるためです。

 

2024年1月に10Kを達成したモデルがピンとテーラーメイドから発表され、大きな話題となりました。その後もたくさんのモデルが発表になりましたが、後発のモデルはこれらの10Kモデルと比較されることが多く、10Kというキーワードが今年のドライバーの中心にあったことは間違いないでしょう。

 

2024年に発売された主なドライバー

※編集部調べ

発売日ブランド名 シリーズ/クラブ名
1/24PXGブラックオプス シリーズ
2/2キャロウェイパラダイム Ai SMOKE シリーズ
2/8ピンG430 MAX 10K シリーズ
2/8テーラーメイドQi10シリーズ
3/8ミズノST-MAX 230
3/9オノフドライバーAKA
3/9コブラDARK SPEED シリーズ
3/29キャスコUFO by POWER TORNADO シリーズ
4/5ブリヂストンB3MAX シリーズ
4/上旬 ヨネックスEZONE GTシリーズ
7/12プロギアRS シリーズ
7/12テーラーメイドBRNR Mini Driver Copper ドライバー
8/23タイトリストGT シリーズ
9/20ヤマハINPRES DRIVESTAR シリーズ
9/20リョーマゴルフマキシマⅢ シリーズ
11/9スリクソンZXi シリーズ
11/29本間ゴルフT//WORLD TW767 シリーズ

10Kだけがやさしさの指針ではない! 独自の技術が光るドライバーも多数登場

10Kが大きな話題にはなりましたが、慣性モーメントを前面に押し出さず、違った切り口でアピールしているモデルも多数発表されています。

 

その代表的なメーカーがキャロウェイです。様々なゴルファーの打点データをAIで解析、そのデータ元に専用のフェースを設計したドライバーを発売しています。

 

ほかにもテーラーメイドに次いでカーボンフェースを採用したヤマハや、カーボンモノコックボディーを搭載したブリヂストンなど、独自の技術を生かした個性的なドライバーが発売されており、それぞれが高い評価を得ています。

個性豊かなドライバーをシリーズでまとめて紹介!

今回は、2024年話題になったドライバーを、シリーズで紹介しつつ、その中から人気のモデルを1機種ピックアップしてご紹介します。10Kに象徴されるミスへの強さや直進性の高いモデルが多いですが、性能を追求するうえで、素材や考え方、テクノロジーなど各メーカーによってアプローチが異なっています。自身が求める性能のモデルのチェックはもちろん、各メーカーの独自技術なども一緒にチェックしてみてください。

ピン G430 MAX 10K シリーズ

ピン G430 MAX 10Kシリーズは、2023年に発売されたG430シリーズに追加されたシリーズで、直進性が高く、ミスに強いと評判であったG430シリーズに改良を加え、さらなる性能強化を図って登場しました。ドライバーは、G430シリーズのスタンダードなポジションであるMAXをベースに、ヘッド形状の変更、クラウンからトゥ側、ヒール側に大きく回り込んだエリアにカーボンを使用した「カーボン・フライラップテクノロジー」を採用、さらに薄肉化されたフェースなど大きな改良を施し、ヘッドの左右、上下の慣性モーメントの合計値が1万を超える、いわゆる「10K 」を達成しています。ピンが持つ打点のミスに強いというイメージを盤石にした仕上がりで、非常に高い支持を得ているシリーズです。

PING G430 MAX 10K ドライバー

G430 MAX 10K ドライバー

2024年の「10K」の火付け役となった1本がこのG430 MAX 10K ドライバーです。ただでさえミスに強いと評判の高かったG430 MAXをベースに、ボディを形状から見直し、クラウンの軽量化、フェースの改良などを行い「10K」を達成しています。打点ズレのミスによる曲がりや飛距離ロスを大きく軽減し、G430 MAXの長所をさらに伸ばしたモデルとして進化しています。また、一般的に直進性の高いモデルは、スピンがやや多めになりやすいのですが、このG430 MAX 10Kは、ベースモデルよりも余計なスピンが入りづらくなるように進化しており、飛距離性能をもアップさせています。

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テーラーメイド Qi10 シリーズ

テーラーメイドQi10シリーズは、前作にあたるステルス2シリーズからコンセプトを改め、新たな切り口で開発されています。ステルス2シリーズまでは、飛距離性能を最優先に追求していたのですが、今作からは、その飛距離性能を継承しながらも、ミスへの強さに重きを置いて開発。慣性モーメントを高め、直進性が高く、安定したショットが期待できるシリーズとして幅広い層から高い評価を得ています。ドライバーは、前々作から採用している、金属フェースより大幅に軽量化できるカーボンフェースを引き続き採用し、さらにクラウン、ソールのカーボン使用面積を大幅に増やすことで、圧倒的な余剰重量を獲得。その余剰重量を最大限に生かし、ゴルファーのタイプ別に設計された4モデルがラインアップされています。

TaylorMade Qi10 MAX ドライバー

Qi10 MAX ドライバー

Qi10 MAXドライバーは、Qi10シリーズを象徴するモデルで、ヘッドの慣性モーメント値が、上下左右合わせて1万を超える「10K」を達成しています。ヘッド形状も近年のテーラーメイドにはない、投影面積が大きめの丸形ヘッドになっており、見た目の安心感が高い仕上がりになっています。フェースをはじめ、クラウンやソールにカーボン素材をふんだんに使用することにより、「10K」を達成しながらも、物体としてバランスの良いヘッドに仕上げられており、ミスへの強さと、振り抜きの良さを併せ持つモデルとして幅広いゴルファーに支持されています。

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キャロウェイ パラダイム Ai スモーク シリーズ

パラダイムAi SMOKEシリーズは、キャロウェイが展開するワールドワイドブランドです。最大の特徴は、そのフェースにあり、様々なゴルファーの打点や弾道のデータをAIに与えて解析し、そのデータを元に、AIが設計した「AIスマートフェース」を採用しています。パラダイムAi SMOKEシリーズのドライバーは、標準でタイプ別に分類されたゴルファーに合わせて4モデルラインアップされていますが、各モデルそれぞれが専用に設計された「AIスマートフェース」を搭載しています。この技術により、打点ズレのミスが起きても、専用設計によるフェースの効果により、曲がりや飛距離ロスを軽減し、安定したティーショットが期待できるシリーズです。

Callaway  PARADYM Ai SMOKE MAX D ドライバー

PARADYM Ai SMOKE MAX D ドライバー

パラダイム Ai SMOKE MAX Dは、スライスや右へのミスに悩むゴルファーに合わせた専用設計の「AIスマートフェース」を搭載したモデルです。あらかじめ対策をしたフェース設計により、対象ゴルファーに多いヒール下側やトゥの上側のオフセンターヒットでも曲がりを抑えた、飛距離ロスの少ない弾道を実現しています。ヘッド自体の性能もつかまりの良い設計を採用しており、高いミスへの寛容性とつかまりの良さで右へのミスを軽減し、より安定した弾道が期待できるドライバーに仕上がっています。

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ブリヂストン B3 MAX シリーズ

ブリヂストンには、B1、B2、B3と3つのシリーズのドライバーがラインアップされていますが、B3 にのみ、独立した技術が投入されています。その技術とは、「カーボンモノコックボディー」。レーシングカーなどに用いられるこの技術は、フェースとウェート以外のボディパーツをカーボンで一体成型することで、軽量かつ高い強度を実現させています。その結果、大きな余剰重量を生み出すことができ、その余剰重量を使って理想の重心位置を追求しています。その他にも、ミスへの寛容性を高める「サスペンションコア」や、余計なスピンを抑制する「スリップレスバイトミーリング」といった独自の技術が搭載され、軽量でありながら、ミスに強く、強い弾道が打てるシリーズとして、女子プロやシニアアスリートから高く評価されています。

BRIDGESTONE B3 MAX ドライバー

B3 MAX ドライバー

B3 MAXドライバーは、B3シリーズのスタンダードなポジションに位置するモデルです。B3 MAXシリーズのドライバーラインアップは、B3 MAXの他に、B3 MAX Dというモデルがあります。この2モデルの違いは、内蔵されているウェートの位置のみとなっていて、重心位置の違いだけで性能を作り分けています。またB3 MAXには、9.5度と10.5度のロフト設定があり、これらも内蔵されているウェートの位置が異なっており、低スピンでつかまりを適度に抑えた9.5度、程よいスピンとつかまりで直進性の高い10.5度といった違いがあります。見た目はほぼ同じながら、スペックやロフト角で性能が異なる、珍しいドライバーです。

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タイトリスト GTシリーズ

GTシリーズは、ツアープロや中・上級者に高い評価を得ているシリーズで、世界の最高峰で戦うツアープロの要望を具現化したようなクラブが揃っています。最高の舞台で戦うプロ達に選ばれるクラブが最高のクラブであるという理念を持つタイトリストらしい仕上がりで、飛距離性能、コントロール性能、ミスへの寛容性をバランスよく持ち合わせながら、ゴルファーの思想に合わせてモデルが選べるラインアップになっています。GTシリーズのドライバーは、現在3つのモデルがラインアップされていますが、それぞれが、使用するゴルファーがどんな性能をドライバーに求めるのかによって選びやすくなるように作り分けがされており、弾道のイメージを明確に持つゴルファーほど、モデルを選びやすく扱いやすいと感じる仕上がりです。

Titleist GT2 ドライバー

GT2 ドライバー

GT2ドライバーは、GTシリーズのドライバーの中で、直進性とミスへの寛容性を重視した設計のモデルです。やや大きめの投影面積でアドレス時の安心感があり、少々の打点ズレのミスが起きても、スピンが増えにくく、安定したティーショットが期待できます。つかまり性能に関しては、ツアープロが好む仕様らしく、ほぼニュートラルで、意図した弾道とは逆の曲がりになる、いわゆる逆球になりづらい、ティーショットが計算しやすいモデルに仕上がっています。

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ヤマハ インプレス ドライブスター シリーズ

INPRES DRIVESTARは、エンジョイゴルファーに向けた飛距離にこだわったシリーズです。どのクラブも飛距離にこだわった設計が施されており、打点ズレのミスに強く、安定感のある性能を持ちながら、高い飛距離性能を実現させています。ドライバーは、近年ではテーラーメイドに次ぐ、カーボンフェースを採用することで打点ズレのミスに強い大きな反発エリアと、大きな余剰重量を生み出し、低スピンで強い弾道が安定して打てるモデルとして完成しています。ドライバーとアイアンは、2モデルずつ用意。シャープな形状で適度なつかまりを持つTYPE/Sと、安心感のある形状で慣性モーメントの高いTYPE/Dが用意され、好みによって選べるようになっています。

YAMAHA INPRES DRIVESTAR TYPE/S ドライバー

INPRES DRIVESTAR TYPE/S

DRIVESTAR TYPE/Sドライバーは、アスリートモデルと見まがうシャープな形状でありながら、適度なつかまりと高いミスへの寛容性を持つモデル。三菱ケミカルと共同開発した軽量な「オクタアングルカーボンフェース」は、非常に広い反発エリアを持ち、理想の重心位置の追求に大きく寄与しています。アスリートが好む顔を持ち、強弾道がオートマチックに打てるのに、ミスに強く適度につかまるという、エンジョイゴルファーがドライバーに求める性能が凝縮されたモデルと言えます。

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