［2024年最新］初心者はウッド型一択？ビギナー向けユーティリティーおすすめ5選

ユーティリティーは、最も新しいジャンルのゴルフクラブ

ゴルフクラブには、様々な種類があります。最も飛距離の出るドライバー、芝の上から飛距離を稼ぎやすいフェアウェイウッド、グリーンを正確に狙うためのアイアン、厳しい状況から脱出するために使用するウェッジ、グリーン上でカップインを狙うためのパター、そしてフェアウェイウッドとアイアンの中間に位置するユーティリティーです。
ユーティリティーはゴルフクラブの中で最も遅く誕生したクラブであり、まだ誕生から30年ほどしか経っていません。ユーティリティーは、ロフトが立ったロングアイアンが苦手なゴルファーやボールの高さが出せない非力なゴルファーのために開発されました。フェアウェイウッドやアイアンは、現在のロフト構成や番手表記になって期間が長いため、どこのメーカーも似た構成になっていますが、ユーティリティーは歴史が浅いためか、メーカーによってロフトに対する番手表記や長さが微妙に違っているという特徴があります。頭文字をとってUTと表記されることが多いです。

ユーティリティーにはふたつのヘッドタイプがある

ユーティリティーは、ふたつのヘッドタイプがあります。フェアウェイウッドを小型にしたような、奥行きのあるヘッドを持つウッドタイプ。アイアンに厚みを持たせたようなヘッドを持つアイアンタイプです。日本では、どちらのタイプもまとめてユーティリティーに分類されており、それぞれをウッド型ユーティリティー、アイアン型ユーティリティーと呼称しています。アメリカでは、ウッドタイプをハイブリッド、アイアンタイプをユーティリティーと分けて呼称しています。一部では日本でもウッドタイプをハイブリッドと呼称するメーカーもあり、レスキューという独自の呼称を使用するメーカーもあります。

ウッドタイプ、アイアンタイプにはそれぞれの特徴が異なる

前述した通り、ユーティリティーにはふたつのヘッドタイプが存在します。ウッドタイプは、フェアウェイウッドと同様にヘッドに奥行きがあるため、芯を外した時にヘッドがブレにくく、ミスに強いです。また、フェアウェイウッドより短く設計されているため、ボールに当てやすいといったメリットがあります。その反面、フェアウェイウッドよりはヘッドの奥行きが狭いため、フェアウェイウッドと比べてしまうとボールが上がりにくく、ミスに弱いです。ですが、それでもアイアンよりはボールが上がりやすく、ミスに強いため、アイアンが苦手なゴルファーにはとても有効なクラブです。
アイアンタイプは、極力アイアンの形状を維持したまま、ボールの上がりやすさ、ミスへの強さを追求した性能になっており、アイアンが得意なゴルファーがよりやさしく長い距離を狙えるように設計されています。

初心者にオススメなのはウッドタイプ！アイアンタイプはアイアン好きな方向け

ユーティリティーは、正直なところ持っていなくても十分ゴルフは楽しめます。ですが、持っていた方が助かる場面がたくさんあるのも事実です。特に初めて間もないゴルファーにとっては、芝の上から距離を稼ぎたい場面などで活躍してくれます。芝の上から使用する距離が稼ぎやすいフェアウェイウッドはクラブ長が長く、ある程度の練習を重ねないとミスになりやすいのですが、ユーティリティーのウッドタイプは、フェアウェイウッドよりも短く、ボールに当てやすいので、比較的扱いやすいです。アイアンタイプは、長いアイアンよりもボールが上がりやすく、ミスに強いですが、ミスへの強さはウッドタイプの方が有利です。アイアンが得意なゴルファーであれば、十分そのメリットを生かせますが、クラブ長が長いもの全般が難しいと感じるうちは、ウッドタイプがおすすめです。

ユーティリティーを購入時にチェックしておきたいポイントは！？

ユーティリティーは、メーカーによってロフト設定や長さが揃っておらず、番手表記も様々です。単品で購入することもあるクラブのため、番手表記だけを見て購入してしまうと、想定した距離と合わなかったりすることもあります。チェックすべきポイントは、ロフト角です。ユーティリティーのほとんどのモデルには、番手表記の他にロフトを表示しています。まずはそのロフトを確認しましょう。長さが極端に違わなければ、ロフトが3～4度離れていると、ある程度の飛距離差は作れるはずです。またメーカーのホームページには、どの番手がどのくらい飛ぶかといった想定距離などが記載されていることが多いので、そういった情報を確認してから、購入する番手を決めるようにしましょう。

お気に入りのユーティリティーが見つかれば一気にゴルフが楽になる

ユーティリティーは、長めの距離のグリーンを狙う、一定のエリアに置きに行くといった使い方ができる文字通り、使い勝手の良いクラブです。気に入ったモデルが入手できれば、ゴルフが一気に楽になります。初心者にオススメのユーティリティーをご紹介しますので、是非チェックしてみてください。

XXIO ゼクシオ13 ハイブリッド

ゼクシオは、日本で最も有名といっても過言ではないゴルフブランド。2000年に初代が発売され、20年以上にわたって売れ続けています。2024年に発売されているモデルは13代目に当たり、アベレージゴルファーに向けたゼクシオ13と上達思考の強いゴルファーに向けたゼクシオeks（エックス）をラインアップしています。
ゼクシオ13 のユーティリティーは、ハイブリッドの呼称を使っており、正式名称はゼクシオ13ハイブリッドです。やや大き目の投影面積を持つウッドタイプで、ヘッドの高初速エリアを広げるBiFLEX FACEを搭載し、非常に軽量に仕上げられています。パワーがないゴルファーでも楽にボールが上がり、ミスに強い設定です。またゼクシオシリーズは、打感や打音といった性能以外の部分まで作りこまれているといった特徴があり、打った時の心地良い感触や、高温の澄んだ打音なども楽しめます。 ヘッドスピードが低めのゴルファーに是非試してもらいたいモデルです。

キャロウェイ パラダイム スーパーハイブリッド ユーティリティー

パラダイムシリーズは、キャロウェイのワールドワイドに展開するブランドで、2023年に登場したモデルです。パラダイムユーティリティーは、いわゆるウッドタイプで、打点ズレによるミスの傾向をAIが分析、対策を施したAI FLASHフェースを搭載。高初速エリアを拡大させるJAILBREAKテクノロジーと相まってミスに強く安定した弾道が期待できるモデルです。またこのモデルは、飛距離やつかまり具合を微調整できるアジャスタブルホーゼルを搭載。購入してからも自身の傾向に合わせて調整することができます。装着するシャフト次第で、初心者からアスリートまで幅広いゴルファーに対応するモデルです。

テーラーメイド ステルス2 レスキュー ユーティリティー

STEALTH2は、フェースにカーボンを使用したドライバーが特徴のテーラーメイドのシリーズで、2023年に発売されました。同社はウッド型ユーティリティーのことをレスキューと呼称します。STEALTH2レスキューはウッドタイプで、フェースには、ドライバーとは異なるステンレススチールを採用し、ヘッド上部のクラウンには軽量のカーボンを使用。重心を低くすることで、より上がりやすい設計になっています。ロフトが異なる番手それぞれで専用設計のフェースを採用しており、打点ズレに強いユーティリティーに仕上がっています。どちらかといえばアスリート向けのモデルではありますが、25度以上のロフトの多い番手は、安定感が高く、初心者にもおすすめできるモデルです。

キャロウェイ PARADYM AI SMOKE ユーティリティー

キャロウェイが展開するワールドワイドブランドの2024年モデルが、PARADYM Ai SMOKEです。ユーティリティーは3モデルがラインアップされ、その中でお勧めしたいのがスタンダードなポジションに位置するPARADYM Ai SMOKE ユーティリティーです。 AIが設計するフェースがさらに進化し、実際のゴルファーの打点データをもとにAIが設計したAIスマートフェースを搭載。少々打点がズレたとしても最適なスピン量や高さでボールを打ち出してくれます。またこちらのモデルも飛距離やつかまりを調整できるアジャスタブルホーゼルを搭載しているため、購入後も微調整が可能なモデルになっています。初心者から上級者まで幅広いゴルファーが扱いやすく、1本を長く使いたいと考えるゴルファーにはぴったりのモデルです。

テーラーメイド Qi10 MAX レスキュー

テーラーメイドの2024年のワールドワイドブランドがQi10（キューアイテン）です。そのユーティリティーがQi10 レスキューで、3モデルがラインアップされており、その中でおすすめなのが、Qi10 MAX レスキューです。3モデルの中で最もヘッドが大きく、クラウンを軽量なカーボンを採用。低重心設計で、ボールが上がりやすくミスに強い仕上がりです。打点がズレても曲がりを抑えるツイストフェースを搭載し、直進性の高い安定したショットが期待できます。つかまりも良いので、右へのミスが多いゴルファー、打点が安定しないゴルファーにオススメの1本です。