APEX
シリーズの特徴
- アメリカのゴルフブランド「キャロウェイ(Callaway)」が展開するアイアンのシリーズが2023年に登場した「APEX(エイペックス)シリーズ」です。ラインナップは、「APEX PROアイアン」「APEX CBアイアン」「APEX MBアイアン」のアイアン3機種に加えて、アイアン型ユーティリティの「APEX UTアイアン」と「APEX UW」がラインアップされています。

APEX ユーティリティーシリーズ
APEX ユーティリティー
商品の特徴
ツアーレベルの距離と弾道のコントロールを可能に
2020年に登場したX FORGED UT アイアンの後継と言うべき、「APEX UTアイアン」がラインアップされました。
テクノロジー面では、AI FLASHフェースカップを新たにカーペンター455スチールの鍛造で製作。
これまで以上に高いボール初速と高初速エリアの拡大を図っており、そこに、最適化が進んだタングステンプレートなどが加わることで、従来よりも楽に、イメージどおりの高さの大きな飛距離を実現できるようになりました。
また、形状にも注目です。一般的にこのカテゴリーでは、長めのブレードに合わせてグースをつけ、ボールのつかまりを良くする傾向にありましたが、性能の進化によって今作のオフセットはほぼゼロに近いものに。
ターゲットに対してとても構えやすく、ショートウッドやユーティリティの距離から、より狙い打ちしていきたいプレーヤーにとって最適なクラブとなっています。
ボディは軟鉄鍛造で、ウレタン・マイクロスフィアも内蔵しているため、フィーリングも上級者が求めるレベルを満たしています。
ヘッドスペック
シャフトバリエーション
エイペックス UW/APEX UW ユーティリティー2025
商品の特徴
人気の初代型シェイプを復活させ、さらなるパフォーマンスアップも実現
◆番手間で0.75インチの差をつけたクラブ長さ
新しい「APEX UW」は前作同様、ロフト17度、19度、21度、23度を用意しています。ただし、前作などでは、2度刻みのロフト差により、距離のピッチがはっきり出にくかった面もあったということで、クラブ長さが変更されています。前作の17度と19度はいずれも41インチでしたが、17度を41.75インチ、19度を41インチに設定。同様に、40.5インチだった21度は40.25インチ、40.0インチだった23度は39.5インチです。つまり、番手間の差は0.75インチずつになっているということになります。
◆タングステン・スピードウェーブをヘッド内に搭載
ソール前方には、スクリューウェイト(約5g)が搭載されていますが、その両側に2つのビスがあることからもわかるように、ELYTEシリーズのフェアウェイウッドで登場したタングステン・スピードウェーブも内蔵されています。ヘッド内で浮いたようなスタイルで搭載されているもので、フェースのたわみを損なうことなく、トップに近いインパクトであってもしっかりとボールを高く遠くへ打ち出すことを可能にしています。なお、このタングステン・スピードウェーブは、単に重心を低くしてボールの上がりやすさややさしさを求めているものではありません。プロや上級者が求める弾道、スピン、コントロール性を備えるべく、前述のカーボン製クラウンや長めのホーゼルとバランスを取りながら、最適な重量配分を追求したものとなっています。スクリューウェイトは、プレーヤーごとに、さらに好みのフィーリングへと調整できるようにする役割を担っています。
◆UWバージョンとして設計されているAi APEX FACE
フェースには、「Ai APEX FACE」が導入されています。これは、ELYTEシリーズで登場したAi 10x FACEのAPEX UWバージョンとも言えるもので、このモデルのターゲットとなるスキルの高いプレーヤーのリアルなデータを生かしながらAIが設計した最新のフェースです。コントロールポイントが従来のAI設計フェースよりも大幅に増えており、打点位置ごとに最適なスピン、打ち出し角へと補正するようになっています。また、優れた強度を持ち、反発性能が高いことで知られるマレージング鋼C300をフェースカップ構造にて採用。驚異のボールスピードを実現しながらも、前作よりもバラつきの少ない着弾範囲を実現します。
ヘッドスペック
シャフトバリエーション
エイペックスTi スーパーハイブリッド/APEX Ti SUPER HYBRID ユーティリティー
商品の特徴
◆「Ai APEX FACE」で突き抜けるような弾道
フェースには、APEX UWと同様、最新の「Ai APEX FACE」が導入されていますが、もちろん、「APEX Ti SUPER HYBRID」専用の設計です。ELYTEシリーズで登場したAi 10x FACEのAPEX Ti SUPERHYBRIDバージョンと言えるものになっており、このモデルのターゲットとなる中間層のプレーヤーのリアルなデータを生かしながらAIが設計しています。ミスヒットに強さを発揮したり、着弾範囲を小さくしたりする弾道補正能力も備えており、強く前へ前へと出ていくボールの打ち出し、ボールスピードを重視しながら、コントロール性能も備えた、高次元の機能を持つフェースとなっています。
◆台形状の段差をつけたステップ・ソールデザイン
ソールには、APEX UWと同様にステップ・ソールデザインが採用されました。フェース側とヘッド後端の間の中間部分に、台形状の段差を設置。ソールの後ろ側が少し地面から浮くような形状になっているため、ボールをヒットした際には、気持ち良くヘッドが抜けていきます。また、ヘッドの座りの良さも考慮されており、地面にセットした際、ヘッドがぐらついたり、回転したりはせず、とても構えやすくなっています。
◆クラブ長さの設定も、飛距離性能の向上に貢献
前述のとおり、「APEX Ti SUPER HYBRID」は、より飛距離性能を重視した設計となっており、それはクラブ長さからも伺えます。ELYTEユーティリティと比較しても、番手それぞれで0.25インチ長い設定となっており、より飛ばしていくことができる仕様になっていると言えます。
◆全番手にELYTEのユーティリティと同じホーゼル
「APEX Ti SUPER HYBRID」の番手は、2H(ロフト16度)、3H(ロフト18度)、4H(ロフト21度)、5H(ロフト24度)の4種類で、2Hについてはカスタムのみでの展開となります。全番手に装備されているアジャスタブルホーゼルは、ELYTEシリーズのユーティリティで初採用となったニューオプティフィット4と呼ばれる最新のもので、計7つのロフトとライ角のコンビネーションが可能となっています。
ヘッドスペック
シャフトバリエーション
エイペックスUT/APEX UT アイアン 2025
商品の特徴
CALLAWAY EXCLUSIVE限定
◆AIによる設計で、効果的にたわむボディに進化
フェースに留まらず、ボディにもAIによる設計が導入されました。ボディも効果的にたわませるためのものであり、このボディのたわみには大きく分けて2つの目的があります。1つ目は耐久性で、フェースカップとボディの溶接部分にかかるインパクト時の負荷を、フレーム構造やバックフェースの窪みなどを使用することなく、ボディのたわみによって受け止めようという考えです。AI設計により、負荷に応じてボディが最適なたわみ方をするようになっています。
◆補正能力が向上し、さらに飛んで、着弾範囲も狭く
ボディのたわみのもう1つの目的は、フェースの弾道補正能力を向上させることにあります。フェースにはAi APEX FACE(Ai 10x FACEを「APEX UTアイアン」バージョンにしたもの)が採用されており、フェース上のコントロールポイントごとに効果的にフェースがたわむことで、弾道を最適なものへと補正してくれるようになっています。ただし、従来のボディの場合、このフェースのたわみはドライバーなどのウッド系に比べるとわずかなものに留まっていたのが実情でした。今回はAIによる設計が導入された結果、ボディが効的にたわむことでフェースのたわみも増幅され、補正能力がアップ。これまでよりも着弾範囲が狭く、かつ、遠くへと飛ばせるボール初速、スピン、打ち出し角へと補正できるようになりました。APEX UTアイアンのターゲットとなる、高い操作性を求めつつ、ロングアイアンにはない寛容性も欲しい、スキルの高いプレーヤーに寄与するテクノロジーが組み込まれたクラブになっているといえます。
◆これまでなかったほどの多層構造ヘッドを導入
「APEX UTアイアン」のヘッドは、これまでにないくらいの多層構造となっているところも大きな特徴です。フレックスコアテクノロジーと名づけられており、フェースとボディに加え、中空構造の内部にはウレタン・マイクロスフィア、バックフェース側下部にはタングステンウェイト、そして、ボディとタングステンウェイトの間にはステンレスと樹脂を組み合わせたパーツも搭載しています。従来どおり、ウレタン・マイクロスフィアはフェースの無駄な振動の吸収と打感の向上、タングステンウェイトは重量配分の最適化が目的で、新たに導入されたステンレス+樹脂製パーツは、ボディのたわみによって起こるタングステンウェイトの振動を防止します。また、このパーツの採用は、結果としてタングステンウェイトの搭載場所を、より後方にしてくれるため、深重心化にも貢献、ロングアイアンでは打ちにくい高弾道を実現しています。
◆ボディとタングステンウェイトの間に見える黒い樹脂
「APEX UTアイアン」のソールでは、トレーリングエッジ部分のタングステンウェイトに面取りが入れられており、ヘッドが気持ち良く抜けるようになっています。また、ソールとバックフェースの中間部分で目立っているのが、ボディとタングステンウェイトに挟まれているステンレス+樹脂製パーツの一部で、多層構造の一端を見ることができるようになっています。
◆前作よりコンパクトに見えて、トップブレードも薄く
今回の「APEX UTアイアン」と前作の2023年モデルを比較すると、ニューモデルのほうが、フェース長が小さく、フェースの面積が小さめで、トップブレードも薄くなっていまが、オフセットは逆に少し大きい設計です。操作性の高さを意識しながらも、つかまえやすい顔立ちに仕上がっていると言えます。番手ラインアップは、18°、20°、22°、24°の4種類で、それぞれのロフト角がそのまま番手で示されています。発売はCALLAWAY EXCLUSIVEからとなり、カスタムにも対応します。
ヘッドスペック
シャフトバリエーション
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