さよならヤマハゴルフ…!今こそ手に入れたいヤマハのゴルフクラブライアンアップ紹介 アイアン・レディース編
ゴルフギアカタログ編集部更新日:
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ゴルフ事業から撤退するヤマハのウッド系クラブを紹介した前編に続き、今なお高い評価を受けるアイアンやパター、レディースモデルを紹介します。それぞれの特徴と魅力を解説、入手できる“最後のタイミング”となる今、選ぶべきモデルを整理していきます。

近年のヤマハのアイアンはバランスが取れたモデルが多い!
前回に続き、現在購入できるヤマハのクラブをご紹介していきます。今回は、アイアンやパター、レディースモデルを見ていきましょう。
ヤマハのアイアンは、ウッド系同様、ツアープロや中上級者をターゲットとしたアクティブなゴルファー向けの「RMX(リミックス)」と、やさしさを求めるエンジョイゴルファー向けの「INPRES(インプレス)」のふたつのブランドに分かれています。
RMXのアイアンは、中上級者が好む操作性やフィーリング面を磨きながら、ある程度のミスへの寛容性を持ち合わせ、INPRESのアイアンは、飛距離や最大級のミスへの寛容性を追求しながら、上級者が好むややシャープな形状に仕上げています。それぞれターゲットゴルファーに合わせた性能を追求しながら、相反する性能や形状をうまく取り入れ、バランスを考えたモデルに仕上がっています。
それでは各モデルを見ていきましょう。
インプレス ドライブスター アイアン
INPRES DRIVESTAR(インプレス ドライブスター)アイアンは、飛び系アイアンというジャンルの元祖であるINPRES UD+2アイアンの流れをくんでいるモデルで、最大級の飛距離を追求しながら、ミスへの寛容性も高め、やさしく飛ばせるモデルとして設計されています。ヘッドスピードを高めるため、7番で38インチと通常のアイアンよりも長い設定になっていて、ボール初速を高めるためにロフト角も25度と立ててあります。長くなることによる打点のばらつきとロフト角を立てたことによるボールの高さ不足をヘッドの性能でカバーしています。
INPRES DRIVESTARアイアンのヘッドは、フェース面上で最もたわむポイントとフェース面上の重心点が最も近くなるように設計することで、高い反発性能を発揮させ、フェース近くのソール部分を1.1ミリと非常に薄く仕上げることで反発エリアを拡大させています。さらにソール後方に大容量のタングステンウェイトを配置することで、重心を非常に深く低く設計することにより、少々の打点ズレはものともしない高初速、高打ち出しを実現させています。
DRIVESTAR アイアンには2モデルがラインアップされています。どちらも高い飛距離性能、ミスへの寛容性を両立させながら、ゴルファーのニーズに合わせて選べるようになっています。
YAMAHA INPRES DRIVESTAR TYPE/D アイアン

INPRES DRIVESTAR TYPE/D アイアンは、視覚で感じるやさしさと高いつかまり性能を有するモデルです。安心感につながるやや厚めのトップブレードにボールを包み込むようなグースネックを採用、右へのミスを軽減するオートマチックにつかまる仕様で、安定して高い飛距離性能を発揮してくれます。
YAMAHA INPRES DRIVESTAR TYPE/S アイアン

INPRES DRIVESTAR TYPE/S アイアンは、圧倒的飛距離やミスへの寛容性、上がりやすさはそのままに上級者が好むシャープな形状に仕上げたモデルです。ヘッドサイズはやさしさを感じる大きめの設定ながら、直線的で適度な厚みに抑えたトップブレードがシャープな印象を与えるきれいな“顔”に仕上がっています。またTYPE/Dよりつかまりを抑えた設定になっているため、ある程度ボールの操作も可能です。
TYPE/D、TYPE/Sそれぞれに形状に合わせた専用のウェッジがラインアップされており、規格外の飛距離を持つアイアンでも飛距離の階段が作りやすくなっています。
RMX DD アイアン
RMX DDアイアンのシリーズは、ツアープロの意見を取り入れながら、アスリートの使いやすさを追求して作られています。「RMX DD-1TOUR MODEL」、「RMX DD-1」、「RMX DD-2」の3モデルがラインアップされ、それぞれがアスリートゴルファーの細かなニーズに応えています。どのモデルも軟鉄鍛造のボディを採用、フィーリングを追求しています。さらに、V字ソールを採用することで、ヌケの良いスムーズな振り抜きを可能にしています。またこれらの3モデルは、組み合わせ、いわゆるコンボセットができるように設計されており、グリーンをより緻密に狙いたいショートアイアンは「RMX DD-1TOUR MODEL」、しっかりターゲットを狙いつつ、少しやさしさが欲しいロングアイアンは「RMX DD-1」といった組み合わせが可能です。
YAMAHA RMX DD-1 ツアーモデル アイアン

ツアープロの意見を色濃く反映したモデル。ボディとフェースを一体で仕上げたいわゆる1枚物の軟鉄鍛造アイアンで、日本刀などにも使用されている焼きなまし製法を採用しています。熱した鉄をゆっくりと冷やすことで、鉄が軟らかくしなやかに仕上がり、芯で打った時は余計な振動が少ない、吸い付くような打感と、わずかに芯を外した時でもその感触がしっかりと手に伝わる緻密なフィーリングをも実現させています。ロフト設定は7番で33度とツアープロが好むモデルらしく飛距離よりもコントロール性を重視した設定ですが、程よい深さのキャビティ構造、打点とフェース面上の重心点が一致したセンター重心設計やV字ソールの効果により、難しすぎないアスリートモデルに仕上がっています。
YAMAHA RMX DD-1 アイアン

アスリートゴルファーが求める性能とアベレージゴルファーが求める性能の“いいとこどり”したモデルです。フィーリング向上や細かな調整を可能にする適度なサイズの軟鉄鍛造ボディを採用しながら、フェースには番手別に偏肉設計を採用した反発力の高いバネ鋼を採用。これによりロングアイアンはミスに強く、飛距離と高さを両立し、ショートアイアンはコントロールしやすく扱いやすいモデルになっています。バックフェースには、樹脂バッジを搭載し、余計な振動の抑制と音の余韻を短くすることで、打感を向上させています。ロフト設定は7番で31度と飛距離とコントロール性のバランスをとった設定。初心者から上級者まで幅広いゴルファーにおすすめできる懐の深い性能を持ったモデルです。
YAMAHA RMX DD-2 アイアン

アスリートが好む性能を維持しながらミスへの寛容性を最大限に高めたモデルです。構造としては、DD-1と同様の軟鉄鍛造ボディに番手別偏肉設計のバネ鋼フェース+樹脂バッジですが、番手ごとの偏肉の仕様を変えることでよりミスに強い仕様に設計。ヘッドサイズもわずかに大きめに設計されており、つかまりを良くするためのグースネックも採用されています。ソール幅も広めになっており、ダフリなど全方位のミスに対応するように設計されています。ロフト構成は7番で28度と飛距離を意識した設定。ミスに強く飛距離が出るアイアンが欲しいけど、フィーリング面も譲れないといった欲張りなゴルファーにおすすめのアイアンに仕上がっています。
パター
ヤマハがラインアップするパターには2つのシリーズが用意されています。ひとつは、まさに正統派といった仕上がりの「YP-101」。そしてもうひとつは、女性の感性を科学的に分析して開発された「SENSUS(センサス)」というシリーズです。SENSUSは、レディースモデルと併せて紹介します。
YAMAHA YP-101 パター

いわゆるブレード型のモデルです。ゴルファーなら誰もが見たことのあるトゥ・ヒールバランスにクランクネックを組み合わせた形状で、適度な角を持つスクエアなボディが特徴。素材はSUS630ステンレスでフェース、ボディが一体に成形されており、フェースには適度にソリッドな感触を残した0.03ミリ浅めなミーリングが施されています。ソールは、トゥ側、ヒール側、中央で分割された3面ソールを採用し、座りの良さを演出。真面目に作りこんだリーズナブルな1本です。
レディースシリーズ
ヤマハのレディースモデルは、INPRES DRIVESTARシリーズに設定されています。飛距離を追求しつつ、ミスへの寛容性も高い同シリーズは、女性のニーズともマッチしており、少しでも飛ばしたいと考えるレディースゴルファーに高く支持されています。
YAMAHA INPRES DRIVESTAR For Ladies ドライバー

同シリーズの特徴を生かし、女性専用にチューニングを施したモデルです。オクタアングルカーボンフェースによる広い反発エリアと高い初速性能で、飛距離性能を高め、軽量なカーボンクラウンとカーボンフェースによって生まれた余剰重量をヘッド後方に配置し、打点ブレのミスを大きく軽減してくれます。またレディースモデルならではの仕掛けもあり、ヘッドはやや重めの設定にしつつ、44.75インチと短めのクラブ長に加え、軽いシャフトにグリップはレディースモデルとしてはやや太めを採用するなど、細かな調整が施されています。女性の振りやすさを追求したハイテクドライバーです。
YAMAHA INPRES DRIVESTAR For Ladies フェアウェイウッド

メンズのINPRES DRIVESTARのフェアウェイウッドを女性専用にチューニングしたモデルです。テクノロジーはメンズのモデル共通で高強度なX37という素材をボディに使用し、クラウンにはカーボンを使用。フェース下部は薄肉化され、高初速、高打ち出しの高い飛距離性能を発揮します。そんな高性能なヘッドをベースにドライバー同様、女性が振りやすくなるように専用のグリップやシャフトを装着することで扱いやすく飛距離を得やすいフェアウェイウッドに仕上げています。番手構成は、#3(16.5度)、#5(20度)、#7(23度)の3スペックです。
YAMAHA INPRES DRIVESTAR For Ladies ユーティリティー

フェアウェイウッド同様、メンズのINPRES DRIVESTARのユーティリティーをベースに女性に向けてチューニングを施したモデルです。フェアウェイウッドと同様のテクノロジーであるX37ボディにカーボンクラウン、フェース下部の薄肉化をヘッドに施し、楽に上がって楽に飛ばせるユーティリティーに仕上がっています。もちろんユーティリティーにも女性専用のグリップ、シャフトが装着されています。番手構成は#U4(21度)、#U5(24度)、#U6(27度)、#U7(30度)の4スペックです。
YAMAHA INPRES DRIVESTAR For Ladies アイアン

INPRES DRIVESTAR For Ladies アイアンは、メンズのINPRES DRIVESTAR TYPE/Dをベースに開発された女性専用モデルです。メンズのモデルとは異なるテクノロジーが搭載されており、図心リブ構造という独自の技術によってヤマハ史上最も薄いフェース厚の1.4ミリのフェースを採用。より高い反発性能を発揮します。薄肉化されたことによって生まれた余剰重量はヘッドの深く低いところに配置し、よりボールが上がりやすくミスに強いヘッドに仕上がっています。さらにソールには、専用のレールと呼ばれる突起が施されており、ソールが地面に接地する時の衝撃を軽減し、少々手前から入ってもソールがより滑りやすくなる効果を発揮します。ベースモデルはクラブ長が長めに設定されていますが、レディースモデルでは振りやすさを考慮し、7番で37インチと若干短く(それでも一般的なメンズモデルと同等の長さ)に設定されています。アイアンでも飛ばしたいと考えるレディースゴルファーには是非試してもらいたいアイアンです。
センサス シリーズ
SENSUSシリーズは、楽器メーカーでもあるヤマハならではの感性計測技術により、女性ゴルファーが理想とするヘッド形状を分析して開発され、レディースゴルファーがパッティング時にあるとうれしい要素を盛り込んでいます。2モデルラインアップしており、どちらもやや重めのヘッドを採用することで、高い慣性モーメントでミスに強いパターとして完成しています。
YAMAHA SENSUS L パター

スクエアなボディを採用したフェースバランスの幅広ブレード。ブレードがL字型に配置されています。これはフェース向きと打ち出すラインを把握しやすくするための工夫で、ボディ中央にはボールとほぼ同じ直径の半円が施されており、芯でボールをとらえやすくなっています。
YAMAHA SENSUS D パター

中央がくりぬかれた大型のマレットタイプ。座りの良さにこだわって設計されており、ミスへの寛容性を高めるため、より高い慣性モーメントを実現させています。中央は、ボールと同じ幅にくり抜かれており、芯でボールをとらえやすく、ボディに丸みを持たせることで安定感を演出しています。ヤマハならではの工夫が施されたSENSUSシリーズは、女性に合わせて設計されているため33インチの設定ですが、女性だけに限定するのは、もったいないと思わせるようなよくできたパターです。
2026年6月末でゴルフ用品事業の終了が予定されており、店頭在庫がなくなり次第販売終了になるこれらのクラブですが、アフターサービスおよび修理・問い合わせなどの顧客対応は商品の保証期間は継続して行ってくれるので、安心して購入ができます。魅力あるクラブばかりですので、気になった方は是非購入を検討してみてはいかがでしょうか。














