さよならヤマハゴルフ…!最後に手に入れたい「インプレス」「リミックス」ウッド系クラブ8本 徹底解剖
ゴルフギアカタログ編集部更新日:
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2026年2月に発表されたヤマハのゴルフ事業撤退は、業界に大きな衝撃を与えました 。独創的な技術で多くのファンを魅了してきたヤマハのゴルフクラブですが、2026年6月に新規販売が終了します 。本記事では、今のうちに手に入れておきたい「INPRES」と「RMX」の最新ウッド系モデルの魅力を紹介します 。

ゴルフ界に大きな衝撃!ヤマハがゴルフ事業撤退を発表!
2026年2月4日、ヤマハ株式会社よりゴルフ用品事業撤退の発表がありました。ゴルフ界にとってメーカーの撤退は、業界全体を揺るがす大きな出来事です。ヤマハは1982年にゴルフ事業に参入。当時はパーシモンという木製ヘッドが主流の中、カーボンコンポジットの中空構造という世界初の構造モデルでデビューしました。その後、現在もウッドの主流素材である、チタンの鍛造ドライバーを最初に市販したのもヤマハであり、積極的に新たな技術を取り入れるアクティブなメーカーでした。その後も、堅実かつ、独創的な発想を織り交ぜたクラブで、一定のファンを獲得し、中堅クラブメーカーとして地位を築きます。

ヤマハの歴史を語るには、長年契約している藤田寛之プロとの関係は外せません。藤田プロはプロ入り当初からヤマハのクラブを使用し、通算18勝はすべてヤマハのクラブを使用して成し遂げています。また開発にも大きく関わり、開発中のクラブのために工場まで足を運び、細かなチェックをされていたそうです。歴代のアイアンには、“藤田マッスル”といったキャッチフレーズがつくモデルもあり、藤田プロの好みや思想がヤマハのクラブ作りに色濃く反映されていました。
オリジナリティかつ真面目な作り込みがヤマハのクラブの特徴
ヤマハの現状のラインアップは、「INPRES(インプレス)」と「RMX(リミックス)」の2つのシリーズが用意されています。どちらもヤマハらしい独自の思想と技術が盛り込まれています。
「INPRES」シリーズは、エンジョイゴルファーを対象に飛距離にこだわったクラブ作りで、特にアイアンは、2014年に同シリーズから発売された飛び系アイアンというジャンルを生み出すきっかけを作った「INPRES UD+2」アイアンの流れをくみ、他社を圧倒する飛距離性能と高いミスへの寛容性を両立させています。

「RMX」シリーズは、ツアープロをはじめとしたアスリートゴルファーを対象にしたシリーズで、同社契約の藤田寛之プロや、今平周吾プロをはじめとしたツアーで戦うプロゴルファーのフィードバックを元に、飛距離、操作性、ミスへの寛容性とクラブに求められる性能をどれも妥協することなく、独自の技術でしっかりと作りこまれています。
今回は、現在購入できるヤマハのウッド系クラブを紹介します。
ヤマハ インプレスドライブスター タイプ/D・タイプ/S ドライバー
「INPRES」の最新シリーズは、2024年に発表された「INPRES DRIVESTAR(インプレス ドライブスター)」。ドライバーからアイアンまでのフルラインアップでどのジャンルも飛距離にこだわって開発されています。
ドライバーは、2モデル用意されており、メインとなるテクノロジーは、三菱ケミカルとの共同開発で生まれたカーボンフェース「OCTA ANGLE CARBON FACE」。このフェースは、カーボンを8軸方向に綿密に積み重ねて作られており、フェースの広範囲に高い強度をつくりだすことに成功し、インパクト時のエネルギーロスを抑え、広い反発エリアと高いボール初速を可能にしています。さらに高いミスへの寛容性を実現させるために設計されたヘッドには、カウンターウェイトが搭載され、縦横合計で約1万の慣性モーメント値を達成。ヘッドとフェース両方でミスへの寛容性を高めつつ、カーボンフェースで飛距離を追求しています。
YAMAHA INPRES DRIVESTAR TYPE/D ドライバー

TYPE/Dは、安心感のある大きめの投影面積とヘッドが返りやすくつかまりやすい設計です。45.75インチとやや長めのクラブ長でも振り切れる290gを切る軽めの重量設定でヘッドスピードを高め、ヘッドで少々のミスはカバーしつつ、安定して高い飛距離性能を発揮するよう設計されています。

YAMAHA INPRES DRIVESTAR TYPE/D ドライバー
YAMAHA INPRES DRIVESTAR TYPE/S ドライバー

TYPE/Sは、TYPE/Dとテクノロジーは共通ながら、やや投影面積を小さくし、シャープな形状を採用しています。クラブ長や重量設定も共通ですが、TYPE/Sにのみ9.5度のロフト設定が用意されている等、細かな仕様に差異があります。慣性モーメント値も約9000とミスへの寛容性は高く保ちながらもつかまりすぎず、やさしさや飛距離は欲しいけれど、形状にもこだわるゴルファーに向けたモデルに仕上がっています。

YAMAHA INPRES DRIVESTAR TYPE/S ドライバー
ヤマハ リミックス DD-1・DD-2 ドライバー
ヤマハのウッド系最新モデルが、2025年に発表された「RMX DD(リミックス ディーディー)」シリーズです。ドライバーは、INPRES DRIVESTARシリーズにも搭載されているカーボンフェース「OCTA ANGLE CARBON FACE」をさらに改良して搭載しています。フェース面の横方向の丸みを指すバルジを見直すことで、横方向のギア効果を適正化。余分なスピン軸の傾きを軽減させ、横方向の打点ズレのミスが起きても、高い集弾性を発揮します。そのほか、ヘッドには可変ウェイトシステムを搭載し、ネックの弾道調整機能と合わせて、幅広い弾道調整機能を持っています。さらにフェース面に凹凸特殊塗装を施すことにより、インパクト時のボールの滑りによるばらつきを抑制。晴天時はもちろん、雨の日でもスピン量を安定させ、環境に左右されないティーショットを実現させています。
YAMAHA RMX DD-1 ドライバー

DD-1ドライバーは、適度なコントロール性とつかまり具合を持つ、バランスの取れたアスリートモデル。余計なスピンを抑えた強弾道でありながら、しっかりとミスへの寛容性も持ち合わせています。ヘッド形状はシャープな形状ながら程よい投影面積で安心感もあり、中上級者がドライバーに求めるやさしさと上級者が求める構えやすさをうまく両立させています。ソール後方にはフェード、スタンダード、ドローと3つのウェイトポートを持つ脱着式のウェイトを搭載し、ポジションによってつかまりを調整することができます。

YAMAHA RMX DD-1 ドライバー
YAMAHA RMX DD-2 ドライバー

DD-2ドライバーは、DD-1と共通のテクノロジーを持ちながら、よりミスへの寛容性とつかまり具合を高めたモデルです。ヘッドの投影面積も大きく安心感が高まっており、慣性モーメントも高くなっています。さらに同じロフト角でもDD-2の方がより弾道が高くなるようになっており、少々打点がズレても安定したティーショットが期待できる仕上がりです。ソール後方には、スタンダード、ドローの2つのウェイトポートを持つ脱着式のウェイトを搭載しています。

YAMAHA RMX DD-2 ドライバー
ヤマハ インプレス ドライブスター / リミックス DD フェアウェイウッド
YAMAHA INPRES DRIVESTAR フェアウェイウッド

飛距離にこだわる「INPRES DRIVESTAR」のFW。ボディには高い強度と粘り強さを持ち、より精密な設計が可能な高強度素材X37を採用し、クラウンには軽く高い強度を誇るカーボンを採用。重心を非常に低く設計することで強い弾道と高い打ち出し角を演出しています。フェース下部を薄肉化することで打点部分の反発性能を向上させ、高い初速を発揮。適度なつかまりで安定感もあり、芝の上からでも飛距離にこだわるゴルファーには、ピッタリのモデルに仕上がっています。番手構成は、#3(15度)、#5(17度)、#7(19度)の3スペックです。

YAMAHA INPRES DRIVESTAR フェアウェイウッド
YAMAHA RMX DD フェアウェイウッド

RMX DD フェアウェイウッドは、高めの慣性モーメントと徹底した低重心化により、飛距離性能と直進性両方を磨いたモデルです。SUS630ステンレス精密鋳造のボディに高強度のC300マレージング鋼フェースを採用。薄肉フェース設計により、高い反発性能を発揮し、ボール初速を高めています。クラウンには軽量で強固なカーボンを採用し、ヘッド内部には、ソール中央部と後方2カ所に分散してウェイトを内蔵することで、低重心かつ高い慣性モーメントを実現させています。フェースにはドライバー同様、細かな凹凸とスコアラインを施すことで、雨天でも安定したスピンを発揮し、安定感を高めています。アスリートモデルでありながら、飛距離性能だけでなく安定感も高いモデルに仕上がっています。番手構成は、#3(15度)、#5(18度)、#7(21度)の3スペックです。

YAMAHA RMX DD フェアウェイウッド
ヤマハ インプレス ドライブスター / リミックス DD ユーティリティー
YAMAHA INPRES DRIVESTAR ユーティリティー

INPRES DRIVESTAR UTは同シリーズのFW同様、飛距離性能を重視した設計のモデルです。FWと同じ高強度素材X37を使用したボディにカーボンクラウンを組み合わせたヘッドは、低重心に仕上げることができ、強い弾道と高い打ち出し角を実現させています。フェースも同じように下部を薄肉化することで打点エリアの反発性能を向上させ、高いボール初速を発揮。扱いやすさと飛距離性能を併せ持つユーティリティーに仕上がっています。番手構成は、#U4(18度)、#U5(20.5度)、#U6(23度)、#U7(25.5度)の4スペックです。

YAMAHA INPRES DRIVESTAR ユーティリティー
YAMAHA RMX DD ユーティリティー

ミスへの寛容性を持たせつつ、狙う性能を磨いたモデルです。SUS630ステンレスボディに高強度のマレージング鋼フェースを組み合わせ、薄肉偏肉設計により、高い反発性能を発揮します。ヘッド内部のソール中央と外周部にウェイトを内蔵することで、低重心化と高い慣性モーメントを両立。さらにFW同様、フェースには細かな凹凸とスコアラインが施され天候に左右されない安定したスピンを発生させ、安定感を高めています。操作性とミスへの寛容性のバランスが取れたクラブに仕上がっています。番手構成は、U#3(19度)、U#4(22度)、U#5(25度)、U#6(28度)の4スペックです。

YAMAHA RMX DD ユーティリティー
次回は「今のうちに買っておくべきヤマハのゴルフクラブ後編」として、アイアンとパター、レディースモデルを紹介します。ヤマハのクラブは2026年6月をもって新規販売が終了となるので、気になったモデルは早めにチェックされることをお勧めします。













