2025年後半発売の最新ドライバー ゼクシオ・RMX・ツアーワールド・Lightningなど注目の5モデルを徹底解説!
ゴルフギアカタログ編集部更新日:
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2025年後半はブリヂストン「BX」、ヤマハ「RMX」、ゼクシオ「XXIO14」など国産ドライバーが豊作でした。海外ブランドのPXGの新シリーズも含め、注目の5モデルを厳選紹介。独自技術やターゲットの違いを解説し、あなたに最適な1本をご提案します。

2025年後半は国産メーカーが目白押し!
2025年も師走を迎え、今年発売されるクラブはすべて発表されました。簡単に前半を振り返ってみると、年の初めにテーラーメイド、キャロウェイ、ピンと海外メーカー大手3社が一気に新モデルを発売し、大いに盛り上がりました。春になるとコブラやヨネックスがニューモデルを発売。他にも、プロギアやミズノ、タイトリストやマジェスティゴルフ、コブラなど、追加モデルも含め、数多くのクラブが世に送り出されました。
後半に入るとブリヂストンの「B」シリーズが「BX」シリーズにネーミングを変えモデルチェンジ、フォーティーンが「NEW DX DRIVER」シリーズを投入しました。オノフも新たな「KURO(クロ)」シリーズを発表し、さらにヤマハ「RMX(リミックス)」シリーズ、本間ゴルフ「T//WORLD(ツアーワールド)」シリーズがモデルチェンジ。そして「XXIO(ゼクシオ)」シリーズのモデルチェンジと、国産メーカーが奮闘しています。
2025年後半に発売された主なドライバー
| 発売日 | ブランド | シリーズ | モデル名 |
|---|---|---|---|
| 9月5日 | ブリヂストン | BXシリーズ | BX1LS BX1ST BX2HT B-Limited BX1★TOUR |
| 9月5日 | フォーティーン | NEW DX DRIVERシリーズ | DX-001 DX-002 DX-003 DX-004 |
| 9月5日 | キャスコ | VATIC Venero | |
| 9月19日 | オノフ | KUROシリーズ | KURO |
| 9月26日 | マジェスティ | MAJESTY SUBLIME シリーズ | SUBLIME |
| 10月24日 | ヤマハ | RMX DDシリーズ | DD-1 DD-2 |
| 11月6日 | リョーマゴルフ | MAXIMAⅢシリーズ | MAXIMAⅢ SST |
| 11月22日 | ゼクシオ | XXIO14シリーズ | XXIO14 XXIO14+ |
| 11月28日 | 本間ゴルフ | T//WORLD TW777シリーズ | TW777 MAX TW777 TW777 360 Ti |
| 12月12日 | PXG | Lightningシリーズ | Lightning Max10K+ Lightning MaxLite Lightning Tour Mid Lightning Tour |
※編集部調べ
近年のドライバー市場は、年明け早々に海外の2大メーカーが1年おきにほぼ同タイミングで発表するという流れになっており、どうしても1~3月が注目されがちですが、国産メーカーは、あえてそのタイミングをずらし、大々的な比較を避けることで、自社の製品をじっくり評価してもらうようにしています。性能的な部分でいえば、考え方や独自の技術など違いはあれど、互角以上の性能を有しており、メーカー関係なく、いかに自分に合ったモデルを手に入れるかが、自身の飛びのポテンシャルを発揮させるカギになります。
ドライバーに限ってチェックすると、「BX」シリーズが限定モデルを含めて4モデル、「NEW DX DRIVER」シリーズが4モデル、「KURO」が1モデル、「RMX」が2モデル、「T//WORLD」が3モデル、そして「XXIO14」が2モデルとなかなかの本数です。さらに海外メーカーであるPXGから新シリーズ「Lightning(ライトニング)」が発売、ドライバーは4モデル用意されています。
これらのドライバーは、同じシリーズ内でもそれぞれ異なるターゲットゴルファーに合わせた設計が施されており、自分に合ったモデルを探し当てるには、しっかりと吟味する必要があります。
他にも、マジェスティゴルフ、リョーマゴルフからそれぞれ高反発モデルが発売されました。試合などに出ないのであれば、ルールに縛られず楽しむといった選択肢も大いにアリだと思います。
今回は、2025年後半に発売されたドライバーの中から、注目モデルをシリーズの解説も含めて5本ご紹介します。
ブリヂストンゴルフ BX シリーズ
前作の「B」シリーズから「BX」シリーズとなったブリヂストンのフラッグシップブランドです。コンセプトに「一人ひとりに最高の飛び」を掲げ、限定を含め4モデルのドライバーを用意してきました。芯を外した時でも余分なスピンを抑制するようさらに進化したBITING FACE2.0、エネルギーをロスなくフェースに伝えるカーボンセミモノコックボディーといった独自の技術を搭載しています。ヘッドは、高初速かつロースピンで飛ばす「BX1LS」、強弾道とコントロール性を兼ね備えた「BX1ST」、適度なつかまりと高弾道で安定感を高めた「BX2HT」、そしてツアープロのフィードバックにより振り抜きの良さと弾道の安定感を高めた限定のツアーモデル「B-Limited BX1★TOUR」をラインアップ。それぞれモデル別にネックの弾道調整機能、ウエート可変機能を搭載し、高いアジャスト能力を兼ね備えているのもシリーズの特徴です。
BRIDGESTONE BX1ST ドライバー

「BX」シリーズのスタンダードなポジションに位置するモデルです。BITING FACE2.0は上下左右の余計なスピン量を抑制する効果の他に直進性を高める効果も発揮。カーボンセミモノコックボディーは、モデルごとにターゲットゴルファーに合わせた性能を発揮させるため、部分的にカーボンを使用し、最適な重心を追求。この二つの技術によって、安定感と強弾道を両立させています。ソール前方にトゥ、ヒール2カ所に脱着式のウエートを装着し、入れ替えることで、操作性やつかまり性能を調整することができます。スタンダードポジションに相応しいやさしさを持ちながら、アスリートが満足できる飛距離性能を持ったドライバーに仕上がっています。
![ブリヂストン BX1 ST ドライバー [VENTUS BS6II]](https://assets-catalog.egolf.jp/uploads/20250814164655b5r6gzvd.jpeg)
ブリヂストン BX1ST ドライバー [VENTUS BS6II]
ヤマハ RMX シリーズ
ヤマハの中で中上級者やツアープロ、そして上達志向の強いゴルファーといったアクティブ層をターゲットとしているシリーズがこの「RMX」です。ドライバーやアイアンに複数のモデルをラインアップし、ゴルファーの好みやスイングの特徴に合わせて選ぶことができ、より自分に合ったモデルを選べるようになっています。ドライバーは2モデルを用意し、大手国産メーカーでは唯一となるカーボンフェース、OCTA ANGLE CARBON FACEを採用。独自の8軸積層カーボンを使用し、エネルギーロスを極限まで抑制。「DD-1」は、適度なコントロール性と程よいつかまりを持つ仕様で「DD-2」は、高いミスへの寛容性としっかりとしたつかまり性能を持つ仕様に仕上げられています。最近のドライバーの流行もしっかりと搭載しており、ネックの弾道調整機能に加え、脱着式の可変ウエート機能も搭載しています。
YAMAHA RMX DD-2 ドライバー

フェース素材に軽量なカーボンを使用することで生まれる余剰重量をミスへの寛容性と高いつかまり性能に生かしたモデルがこの「DD-2」です。エネルギーの伝達効率が良いOCTA ANGLE CARBON FACEによって得られる高いボール初速を、芯を外しても生かしやすくするためにやや重心を深く設計。つかまり性能も高めることで、ボールが上がりやすくスライスなど右へのミスを軽減させています。またフェースにはあらかじめ打点のばらつきに合わせたバルジ(横方向の丸み)がつけられており、この効果によって直進性も向上しています。ソールには2カ所のウエートポートが設置され、好みに応じてつかまり具合を変化させることができ、ネックの弾道調整機能と合わせると80通りの調整が可能です。打点が多少ばらついても安定したティーショットが期待できるドライバーに仕上がっています。
![ヤマハ RMX DD-2 ドライバー[TENSEI GR50]](https://assets-catalog.egolf.jp/uploads/20250930154629918cz3pi.jpeg)
ヤマハ RMX DD-2 ドライバー[TENSEI GR50]
ゼクシオ XXIO14 シリーズ
2000年に初代が登場して以来、20年連続販売本数一位といった記録を持ち、常に日本人ゴルファーに寄り添って開発されてきたのが「ゼクシオ」シリーズです。積極的に新技術を採用しながらも、基本となる性能のコンセプトは大きく変えない、打感や打音といったフィーリング面にも手を抜かない「XXIO」らしさは、最新シリーズである14代目「ゼクシオ14」にもしっかりと受け継がれています。ドライバーは、フェースに世界初採用の新素材VR-チタンを採用。軽量で強靭なフェースを生かすべく、独自の技術で構成されたハイテクなヘッドに仕上がっています。ラインアップは、軽量でパワーのないゴルファーでも安定して飛ばせる「ゼクシオ14」。適度な重量で強く振り抜いてもやさしさが損なわれない「ゼクシオ14+」の2モデル。ゴルファーの求める弾道やフィーリングで選べるようになっています。
XXIO XXIO14+ ドライバー

飛距離、ミスへの寛容性を両立させ、ある程度強振しても応えてくれる。そんなドライバーがこの「ゼクシオ14+」です。シリコンを加え、強さと粘りを併せ持った新素材VR-チタンを採用したことによりフェースの薄肉化に成功。その性能を生かすべく、たわむポイントと受け止めるポイントを交互に配置したULTIFLEXという技術で構成されたボディーによって、ミスへの寛容性を高めつつ、ボール初速を大きく向上させています。またクラウン、ソールにそれぞれ段差を設け、スイング中の空気の流れをコントロールし、打点のばらつきを抑えるNEW ActivWingを搭載しています。ある程度パワーを持ったゴルファーを対象としているとはいえ、適度な重量に抑えつつ、振り抜きやすさを演出。外観はマットブラック塗装を採用し、精悍(せいかん)な仕上がりになっています。ティーショットを怖がらずに振り抜いていきたいゴルファーにおすすめのモデルです。

ゼクシオ XXIO14+ ドライバー
本間ゴルフ T//WORLD TW777シリーズ
現在の本間ゴルフのフラッグシップブランドである「ツアーワールド」シリーズ。その最新作が「TW777」です。アスリートをはじめ、上達志向の強いゴルファーに向けたシリーズでありながら、複数モデルを用意し、うまくなりたいと考えるゴルファーなら腕前に関係なく使用できる懐の深いシリーズとなっています。今作の最大の特徴は、カスタムの幅が広くなっている点にあります。ドライバーは、適度な操作性と強弾道の「TW777」、高い寛容性と高弾道の「TW777 MAX」、そして高い操作性とミートしやすいいわゆるミニドライバーの「TW777 360Ti」の3モデルをラインアップ。どのモデルも明確に特性の異なる仕様になっており、好みに応じて選ぶことができ、さらに脱着式の可変ウエートを搭載し、独自の無段階弾道調整機能ノンローテーティングシステムを合わせて、幅広い調整を実現させています。基本性能の高いヘッドに柔軟なアジャストシステムを組み合わせることによってゴルファーのポテンシャルを最大限に引き出す。そんなシリーズに仕上がっています。
HONMA T//WORLD TW777 ドライバー

同シリーズのスタンダードなポジションに位置し、適度な操作性を持つ強弾道モデルです。チタンの剛性とカーボンの軽さを併せ持つ素材TITANIUM CARBONをソールセンターに採用し、ボディーの外周部分にカーボンをリング状に成型した新構造のCARBON RINGを採用することで、打点がバラついても安定性が高くエネルギー効率の良いヘッドとして完成しています。また徹底した重心管理により、低重心に設計されており、余計なスピンが入りづらく強い弾道が自然と打てるようになっています。ソールには前方と後方2カ所にウエートポートを設置し、入れ替えることでスピン量や打ち出し角の高さを調整することができ、さらに無段階の弾道調整機能であるノンローテーティングシステムにより、細かくロフト角とライ角を調整することができます。自分の好みが明確になっているゴルファーほど、評価が高くなる。そんなドライバーです。
![本間ゴルフ T//WORLD TW777 ドライバー[VIZARD BLUE]](https://assets-catalog.egolf.jp/uploads/20251031125207uf2zynqi.jpeg)
本間ゴルフ T//WORLD TW777 ドライバー[VIZARD BLUE]
PXG Lightning シリーズ
クラブ自体の性能とフィッティング技術によって高い評価を得ているのがPXG。そのPXGの最新ブランドが「Lightning」です。航空宇宙分野で用いられる技術を応用したチューンドフェースは、インパクトの瞬間に主要固有振動数を最適化し、たわみをコントロールすることでエネルギー伝達効率を最大化。これによりフェースの広範囲でボール初速を向上させ、ミスヒット時でも高い飛距離性能を発揮してくれます。ドライバーは、強弾道でコントロール性を高めた「TOUR」、適度な操作性と寛容性を併せ持つ「TOUR MID」、最大級のミスへの寛容性を持つ「MAX 10K+」、そして軽量化で振り抜きやすさを追求した「MAX Lite」の4モデルをラインアップ。カスタムフィッティングを前提に設計されているため、どのモデルも高い弾道調整機能を有しており、4つのヘッドによってあらゆるプレーヤーに適応するように設計されています。
PXG Lightning MAX 10K+ ドライバー

PXG史上、最も高い寛容性を持つドライバーがこの「MAX 10K+」です。チューンドフェースにて生み出される高い飛距離性能を、どんなゴルファーでも最大限に発揮させるために慣性モーメントを最大化。慣性モーメントの値はヘッドの上下左右の合計で1万を超える10Kを達成しており、安定性を最大限に向上させています。またフィッティングを前提に設計されたヘッドということもあり、ソール前方のトゥ側、ヒール側、そしてヘッド後方の3ヵ所にウエートポートを設置。ウエートを入れ替えることでつかまりや弾道の高さを調整でき、フィッティングの際にはカスタムオーダーにて細かく重量設定されたウエートによってさらに細かな調整をすることが可能になっています。ティーショットを安定させたいゴルファーにおすすめの1本です。
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