2025年はアイアンの当たり年！注目の最新6モデルを厳選して紹介

2025年、圧倒的な売り上げを記録したのがピンの「G440」シリーズです。Gシリーズで代々受け継がれてきたそのミスへの寛容性の高さは、多くの日本人ゴルファーの心をつかみ、もはや“やさしいクラブの代名詞”として扱われるほどの信頼を勝ち取っています。「G440」シリーズは、ウッド類に注目が集まりがちですが、アイアンもミスへの寛容性の高いモデルとして人気を誇っています。前作よりもフェースを約9％薄肉化し、低重心化を図ることで、弾道の高さと飛距離性能を両立。大型ヘッドながら、シャープに見えるシャロー設計で、構えやすさと安心感を両立させています。バックフェースにはピュアフレックスと呼ばれる衝撃吸収機能を持つバッチを搭載し、心地よい打感と打音を生み出しています。打点がばらつくゴルファーでも安定したショットが期待できるやさしいモデルです。

タイトリストのTシリーズは様々なゴルファーを研究し、全員がより良い結果を得られるように複数のモデルが用意されたアイアンのシリーズです。各モデルに特徴を持たせ、ゴルファーのタイプやプレースタイルに合わせて選べるようになっています。「T250」は、マッスルバックのような美しい中空構造を採用したモデル。ヘッド内部に高比重タングステンをトゥ、ヒールに分散配置し、重心を最適な位置に調整。鍛造L型フェース構造とVテーパーデザインにより、フェース下部や打点がブレた際でも安定した高さとキャリーを確保してくれます。またフェースのたわみをコントロールするマックスインパクトテクノジーが飛距離性能を向上させ、番手別に設計された溝が安定したスピンを生み出しています。コントロール性とミスへの寛容性、そして美しさも兼ね備えた満足度の高いアイアンに仕上がっています。

テーラーメイドの独創的な思想のテクノロジーがふんだんに投入されているのがこの「P790」です。フェースには新たに開発された4340Ｍと呼ばれる特殊鋼を採用。前作よりも約20％強度がアップしフェースを薄肉化することでボール初速の向上を図っています。また各番手で一つひとつ設計が異なる番手別設計を採用しており、番手ごとに求められる性能を追求。ロングアイアンは高弾道でミスに強く、ミドルアイアンでは寛容性と操作性のバランスを取り、ショートアイアンではスピンの効いたコントロールショットがしやすいように設計されています。ロフト別に最適化されたヘッドは、インパクト時の余計な振動を抑制し、周波数を細かく調整することで心地よい打感を生み出しています。ビギナーから上級者まで幅広いゴルファーに対応したハイテクモデルです。

2024年に販売された「X-forged」は、トラディショナルな軟鉄の単一素材による鍛造製法、“一枚物”にこだわって作られたフォージドアイアンとして登場、多くの中上級者に支持され、今でも高い人気を誇っています。「X-forged MAX」は、そんな「X-forged」の思想を受け継ぎ、“一枚物”にこだわりつつ、よりミスへの寛容性を高めたモデルとして登場しました。バックフェースのトゥ側、ヒール側をCNC加工でポケットキャビティ化を施し、芯付近で打てばフォージドモデルならではの厚くソフトな打感を味わえ、芯を外した時にポケットキャビティのようなミスへの寛容性を発揮するように設計されています。ソールはやや幅広になっていますが、リーディングエッジが面取りされており、振り抜きの良さとダフリのミスの軽減を両立させています。ミスに強いアイアンが欲しいけど、打感が良くないモデルは使いたくないといった日本人に多いこだわりをもったゴルファーにピッタリのモデルです。

軟鉄鍛造のボディーにクロムモリブデン鋼のフェースを組み合わせた飛距離と操作性、そしてミスへの寛容性も考えた欲張りなモデルです。フェースは、芯付近を肉厚にすることで、弾きとソフトな打感を両立させ、外周部は薄肉化することで反発性能を向上させています。ボディーには360度アンダーカットを入れた打点のズレに強いポケットキャビティ構造を採用。フェースでボール初速を稼ぎつつ、ミスへの寛容性を高めています。ソールは、厚みを持たせながらリーディングエッジから中央までにラウンドを付け、トレーリングエッジ側は適度にカットすることで、ダフリのミスの軽減とヌケの良さを演出。さらに重さとキックポイントをフローさせた専用のスチールシャフトを用意するなど、クラブとして、結果を追求した完成度の高いアイアンに仕上がっています。

日本メーカーのやさしいアイアンと言えば「ゼクシオ」。その最新モデルが「ゼクシオ14」です。「ゼクシオ」アイアンの特徴の一つとしてチタンフェースが挙げられます。今作では、世界初採用の新素材であるVR-チタンをフェースに採用。高い反発性能と強度を確保しながらより大きな余剰重量を生み出しています。またヒール側のキャビティを拡大しつつ、ネックを細径化することにより、ミスへの寛容性を高めながら余剰重量を創出。その余剰重量を配分することで、低重心化をしながら重心をフェースのセンターに移動させることに成功しています。ボディーはREBOUND FRAMEと呼ばれる技術によってフェース全体をたわませ、新素材のVR-チタンフェースの効果もあり、高いボール初速を実現させています。クラブ自体が非常に軽量に仕上げられており、ヘッドスピードが遅くてもボールが上がりやすく、楽に安定したプレーできるように設計された、まさにお助けアイアンといったモデルです。