ゴルフギアカタログ GOLFGEAR CATALOG
絞り込み検索
設定済み条件

[2025年最新!]ゴルフ初心者向けユーティリティー完全ガイド!ウッド型・アイアン型の違いと人気モデル6選

ゴルフギアカタログ編集部

更新日:

投稿日:

ユーティリティーは、長めの距離のグリーンを狙う、一定のエリアに置きに行くといった使い方ができる、使い勝手の良いクラブです。気に入ったモデルが入手できれば、プレイが一気に楽になります。ここでは、2025年に発売された最新のユーティリティーの中から、特に初心者にオススメのクラブを6種類紹介します。

おすすめ初心者向け

eyecatch

ユーティリティーは、最も新しいジャンルのゴルフクラブ

 ゴルフクラブには、様々な種類があります。最も飛距離の出るドライバー、芝の上から飛距離を稼ぎやすいフェアウェイウッド、グリーンを正確に狙うためのアイアン、厳しい状況から脱出するために使用するウェッジ、グリーン上でカップインを狙うためのパター、そしてフェアウェイウッドとアイアンの中間に位置するユーティリティーです。
 

 ユーティリティーはゴルフクラブの中で最も遅く誕生したクラブであり、まだ誕生から30年ほどしか経っていません。ユーティリティーは、ロフトが立ったロングアイアンが苦手なゴルファーやボールの高さが出せない非力なゴルファーのために開発されました。フェアウェイウッドやアイアンは、現在のロフト構成や番手表記になって期間が長いため、どこのメーカーも似た構成になっていますが、ユーティリティーは歴史が浅いためか、メーカーによってロフトに対する番手表記や長さが微妙に違っているという特徴があります。頭文字をとってUTと表記されることが多いです。

ユーティリティーにはふたつのヘッドタイプがある

 ユーティリティーは、ふたつのヘッドタイプがあります。フェアウェイウッドを小型にしたような、奥行きのあるヘッドを持つウッドタイプ。アイアンに厚みを持たせたようなヘッドを持つアイアンタイプです。日本では、どちらのタイプもまとめてユーティリティーに分類されており、それぞれをウッド型ユーティリティー、アイアン型ユーティリティーと呼称しています。アメリカでは、ウッドタイプをハイブリッド、アイアンタイプをユーティリティーと分けて呼称しています。一部では日本でもウッドタイプをハイブリッドと呼称するメーカーもあり、レスキューという独自の呼称を使用するメーカーもあります。

ウッドタイプ、アイアンタイプにはそれぞれの特徴が異なる

 前述した通り、ユーティリティーにはふたつのヘッドタイプが存在します。ウッドタイプは、フェアウェイウッドと同様にヘッドに奥行きがあるため、芯を外した時にヘッドがブレにくく、ミスに強いです。また、フェアウェイウッドより短く設計されているため、ボールに当てやすいといったメリットがあります。その反面、フェアウェイウッドよりはヘッドの奥行きが狭いため、フェアウェイウッドと比べてしまうとボールが上がりにくく、ミスに弱いです。ですが、それでもアイアンよりはボールが上がりやすく、ミスに強いため、アイアンが苦手なゴルファーにはとても有効なクラブです。

ユーティリティー
アイアンタイプのユーティリティー(左)とウッドタイプのユーティリティー

 アイアンタイプは、極力アイアンの形状を維持したまま、ボールの上がりやすさ、ミスへの強さを追求した性能になっており、アイアンが得意なゴルファーがよりやさしく長い距離を狙えるように設計されています。

初心者にオススメなのはウッドタイプ!アイアンタイプはアイアン好きな方向け

 ユーティリティーは、正直なところ持っていなくても十分ゴルフは楽しめます。ですが、持っていた方が助かる場面がたくさんあるのも事実です。特に初めて間もないゴルファーにとっては、芝の上から距離を稼ぎたい場面などで活躍してくれます。芝の上から使用する距離が稼ぎやすいフェアウェイウッドはクラブ長が長く、ある程度の練習を重ねないとミスになりやすいのですが、ユーティリティーのウッドタイプは、フェアウェイウッドよりも短く、ボールに当てやすいので、比較的扱いやすいです。アイアンタイプは、長いアイアンよりもボールが上がりやすく、ミスに強いですが、ミスへの強さはウッドタイプの方が有利です。アイアンが得意なゴルファーであれば、十分そのメリットを生かせますが、クラブ長が長いもの全般が難しいと感じるうちは、ウッドタイプがおすすめです。

ユーティリティーを購入時にチェックしておきたいポイントは!?

 ユーティリティーは、メーカーによってロフト設定や長さが揃っておらず、番手表記も様々です。単品で購入することもあるクラブのため、番手表記だけを見て購入してしまうと、想定した距離と合わなかったりすることもあります。チェックすべきポイントは、ロフト角です。ユーティリティーのほとんどのモデルには、番手表記の他にロフトを表示しています。まずはそのロフトを確認しましょう。長さが極端に違わなければ、ロフトが3~4度離れていると、ある程度の飛距離差は作れるはずです。またメーカーのホームページには、どの番手がどのくらい飛ぶかといった想定距離などが記載されていることが多いので、そういった情報を確認してから、購入する番手を決めるようにしましょう。

お気に入りのユーティリティーが見つかれば一気にゴルフが楽になる

ユーティリティーは長めの距離のグリーンを狙う、一定のエリアに置きに行くといった使い方ができる文字通り、使い勝手の良いクラブです。気に入ったモデルが入手できれば、ゴルフが一気に楽になります。ビギナーにオススメの2025年モデルユーティリティーをご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

ピン G440 シリーズ

「G440」は、PINGの代々続く「G」のブランドを引き継ぐシリーズです。ミスへの寛容性を第一に考えた設計で、ドライバーからアイアンまで一貫したミスへの強さを持つシリーズとしてアマチュアに絶大な支持を得ています。「G440」は“飛び重心”といったキャッチコピーでミスへの寛容性を維持しながら、飛距離性能や打感、打音といった部分までブラッシュアップされ、やさしいだけじゃないシリーズに仕上がっています。特に、G440ハイブリッドは、ユーティリティー市場をほぼ独占しているといっても過言ではない売上げを記録するほどの人気を誇っています。

PING G440 ハイブリッド ユーティリティー

G440 ハイブリッド

「G440」ハイブリッドは、カーボンをクラウンとボディーに回り込むように配置した「カーボンフライ・ラップ・テクノロジー」、ヘッド内部のホーゼル部分を軽量化した「フリーホーゼルデザイン」といった技術で理想の重心を追求しているほか、上下のミスのブレを抑える「スピンシステンシー・テクノロジー」や、フェースのたわみを最大化した「フェース・ラップ・テクノロジー」によってミスへの寛容性と飛距離の両立を果たしています。番手構成は、17度の#2から34度の#7の6スペックが用意されています。ロングアイアンはもちろん、ミドルアイアンまでの距離をカバーする豊富なラインアップも人気の理由の一つでしょう。

クラブを詳しく見る

テーラーメイド Qi35 シリーズ

「Qi35」は、テーラーメイドがワールドワイドに展開する2025年のメインブランドです。前作の「Qi10」で好評だった低スピン性能と直進性を引き継ぎつつ、ミスへの寛容性を高めた完成度の高いシリーズです。ツアープロからビギナーまでをカバーする幅広いラインアップを誇り、独創的なテクノロジーによって個性的かつ高性能な仕上がりで高い人気を誇っています。

Taylor Made Qi35 MAX レスキュー ユーティリティー

Qi35 MAX レスキュー

レスキューとはテーラーメイド独自のユーティリティーの呼称です。「Qi35 MAX レスキュー」は、3モデル用意されているラインアップの中で、ミスへの寛容性に優れたモデルで、やや大きめの投影面積に余剰重量を増やし低重心化に寄与する「カーボンクラウン」、ミスヒット時の飛距離ロスやスピン過多を抑制する「貫通型スピードポケット」などを搭載し、安定したショットが期待できるモデルとして設計されています。番手構成は、20度の#3から35度の#7までの5スペックです。ブランドとしてはアスリート然としていますが、ロフト角の大きい番手は、ボールも上がりやすくビギナーでも十分やさしいと感じられる仕上がりです。

クラブを詳しく見る

キャロウェイ ELYTE シリーズ

「ELYTE(エリート)」は2025年のキャロウェイのメインブランドです。実際のゴルファーのデータを解析し、そのデータを元にAiが設計した「Ai 10x FACE」を搭載しているのが最大の特徴。各モデルはもちろん、番手ごとにそれぞれ専用設計のフェースが搭載され、ターゲットとなるゴルファーの特性やミスの傾向に合わせた高い補正能力を持つシリーズとしてプロアマ問わず、高い支持を得ています。

Callaway ELYTE ユーティリティー

ELYTE ユーティリティー

「ELYTE」シリーズのユーティリティーは、3モデル用意され、それぞれに開発された専用フェースを搭載しているのはもちろん、UTでは珍しい高い弾道調整機能を搭載しているのが特徴です。「ELYTE」 ユーティリティーは、いわゆるスタンダードなポジションに位置するモデルで、適度なつかまりと高い直進性を有した幅広いゴルファーに合わせた設計が施されています。弾道調整機能いわゆるカチャカチャは、ロフト角とライ角が調整可能で、全部で7ポジションの調整が可能になっています。番手構成は、19度の3Hから24度の5Hの3スペック。細かな弾道調整機能によって、より自分にフィットさせやすいモデルです。

クラブを詳しく見る

タイトリスト GT シリーズ

「GT」シリーズは、タイトリストの最新シリーズです。GTの由来はジェネレーション・テクノロジーの略で、世代を超えた技術といった意味が込められています。シリーズ最大の特徴は、ドライバーやフェアウェイウッドに搭載される「シームレスサーモフォームクラウン」と呼ばれるテクノロジー。ポリマーと呼ばれる新素材を使用したクラウンは、多くの余剰重量を生み、低重心化をはじめとした理想の重心位置の追求に大きく貢献しています。

Taylor Made GT2 Utility Metal ユーティリティー

GT2 Utility Metal

「GT」シリーズのユーティリティーには、3モデルがラインアップされています。「GT2」ユーティリティーは、3モデルの中で、中間の投影面積を持ち、最も高い慣性モーメントを実現させたミスへの寛容性と高弾道のバランスが取れた仕上がりです。つかまり性能はニュートラルで、直進性が高く、幅広いゴルファーが扱える懐の深い設計を採用しています。ソールにはトゥ側とヒール側に2つのウエートを搭載。これらのウエートを入れ替えることでつかまりの調整をすることができます。ネックの弾道調整機能も搭載しており、調整幅の大きい点もこのクラブの良いところです。

クラブを詳しく見る

Titleist GT1 Utility Metal ユーティリティー

GT1 Utility Metal

「GT1」ユーティリティーは、他の2モデルよりも軽量に設計されています。さらに3モデル中、最も奥行きのあるヘッド形状を採用し、より高い弾道が打ちやすいように設計。軽さによって、ヘッドスピードを高めやすくし、高い慣性モーメントを誇る奥行きのあるヘッドで、より安定した高弾道のショットが打ちやすいモデルに仕上げられています。軽量なモデルではありますが、つかまり性能はタイトリストらしくニュートラルな設計を採用。ソールには後方と前方にウエートが配置され、入れ替えることで打ち出し角の調整が可能。ミスへの寛容性が高い高弾道が特徴のモデルです。

クラブを詳しく見る

ミズノ ST-MAX LITE シリーズ

 「ST」は、ミズノの世界戦略ブランド。もともとはアメリカがメインのブランドでしたが、2020年日本でも展開が開始され、独自のテクノロジーや、ミズノならではのこだわりによって日本でも一定の熱いファンがいるシリーズです。「ST-MAX LITE(マックス ライト)」シリーズは「ST」の最新シリーズで、「コアテックチャンバー」、炭素繊維とセルロースナノファイバーを複合化した「PLTNM MFUSION AEROカーボンシャフト」など、独自の技術が満載の、飛距離性能を磨いた完成度の高いシリーズです。

Mizuno ST-MAX 230 LITE ユーティリティ

ST-MAX 230 LITE ユーティリティ

「ST-MAX 230 LITE」ユーティリティは、軽量シャフトを装着し、高い慣性モーメントを誇るヘッドとの組み合わせによって、安定したショットが期待できるモデルです。慣性を利用したテクノロジー「コアテックチャンバー」をソール前方に配置し、高いボール初速と高い慣性モーメントによって直進性を高めたヘッドに、ミズノ史上最軽量のシャフトと組み合わせることで、ヘッドスピードを最大化させ、少々の打点ズレでも許容してくれるクラブに仕上がっています。番手構成は、22度の#4から28度の#6の3スペック。軽めのやさしいユーティリティーを探している方におすすめのモデルです。

クラブを詳しく見る