［2024年最新］これだけ揃えば ひとまず安心！ビギナーにおすすめ最新アイアンセット5選

アイアンは、グリーンを正確に狙うためのクラブ

ゴルフのスコアメイクにおける要のクラブのひとつがアイアンです。最も距離の出る1番アイアンから９番アイアンまで存在し、数字が大きくなるほど、短く重く、ロフト角が多く設計されており、ボールが上がりやすく、飛距離が飛ばないようになっています。主にフルスイング打つフルショットで使用し、これらのクラブを使い分けることで、任意の距離を打ち分けることができます。9番アイアンの下に存在するのがピッチングウェッジ（PW）です。ウェッジの詳細は後述しますが、役割としては、アイアンと同じフルスイングで使用し、距離を打ち分ける使い方と、スイングの大きさをコントロールして行うアプローチショット両方で使いやすいように設計されています。メーカーによってはPWを10番アイアンと表記するところもあります。一般的にアイアンは複数の本数のセットで販売されており、5番アイアンからPWまでの6本セットが最も多い組み合わせです。一部のメーカーでは、1本1本単品で購入できるところもあります。飛距離が出るように設計された3番アイアン、4番アイアンは、単品で販売されています。1番アイアンや2番アイアンは、過去にはたくさん存在したのですが、現在では、ほとんど設定自体がなく、モデルによっては3番アイアンも設定がない場合が多いです。これは現代ではユーティリティーといった同じぐらいの距離が打てるミスに強い代わりのクラブが存在していることが影響しています。

アイアンは、バックフェースの形状によって性能が変わってくる

アイアンにはいくつか種類があり、主にバックフェースの形状で見極めることができます。バックフェースにくぼみやへこみがなく、厚みのある形状がマッスルバックです。操作性に優れていて、上級者が自身の技術を生かすために使うモデルです。
バックフェースがくりぬかれているのがキャビティバックです。くりぬいた部分の重さを外周に振り分けることで、芯を外した時のヘッドのブレや曲がりを軽減してくれます。
キャビティバックと同じようにバックフェースがくりぬかれており、なおかつフェース下部のすぐ裏に溝を設けつつ、ヘッドの後方に重さを配置しているモデルがポケットキャビティです。キャビティよりもさらにミスに強く、ボールが上がりやすい特性を持っています。
一見するとマッスルバックのように厚みのあるボディですが、内部に空洞があるのが中空モデルです。ヘッド内部に様々な技術を内蔵することで、やさしいモデルからアスリートが使えるモデルまで様々な仕様が存在します。初心者にオススメなのが、キャビティバックとポケットキャビティです。打点のズレに強く、直進性が高いので少々のミスでも安定してボールを飛ばしてくれます。

アイアンはモデルによって飛距離性能が大きく異なる

アイアンは、モデルによって性能が大きく異なります。最も差が大きいのが飛距離性能です。同じゴルファーが打った場合、モデルによっては同じ番手でも2番手ほどの飛距離差が生まれることがあります。飛距離性能を見極めるには、同じ番手のロフト角を見ることでおおよその判断がつきます。飛距離性能が高いことは、一定のエリアを正確に狙うアイアンにとってメリットデメリットがありますので、購入時には、必ずロフトをチェックしましょう。

ひとつの目安として7番アイアンで30度前後のロフト設定のモデルがおすすめです。7番アイアンで27度以下のいわゆる飛び系と呼ばれるアイアンは、ヘッドスピードが低めのゴルファーに向けたモデルで、飛距離に特化しています。こういったモデルは、上達するにあたって、マイナスに働いてしまう可能性もありますので、できれば避けた方が良いでしょう。

ウェッジは近い距離を繊細に狙うためのクラブ

ウェッジとは、短い距離をより正確に狙うためのクラブでアイアンの一種です。バンカーやラフといった悪条件からのショットでもボールがコントロールしやすいように設計されています。アイアンと同じようにフルスイングする使い方の他に、より細かな距離を狙うためにスイングの大きさをコントロールして行う、アプローチショットでも使用します。一般的なアイアンよりも細かなコントロールがしやすいように短く設計されています。

ビギナーのころはフルセットで購入することは必須ではない

ほとんどのメーカーのアイアンは、5～6本のセットで販売されているため、購入となると、一気に購入することになってしまいがちですが、初心者のうちは、半分の2～3本あれば十分です。フルセットの購入は、それなりにボールをフェースでとらえられるようになってからでも遅くはありません。必要最低限のクラブで上達していくのであれば、最初のうちは、単品で購入できるモデルを購入し、必要に応じて買い足していくのが良いでしょう。
最初からフルセットの購入は、値段は張りますが、過去モデルや中古モデルなど、トータルで考えるとお得なモデルなどがたくさんあります。そういったモデルで先に揃えてしまうのもアリです。最初にセットを揃えてしまい、あとは練習に専念するといった考え方もできます。

軽いがやさしいわけではない。自分に合った重さのモデルを選ぼう

はじめてアイアンを購入する際は、装着されているシャフトに注意が必要です。やさしいとされているアイアンには、60g台のカーボンシャフトや70g台のスチールシャフトといった軽い重量のシャフトが用意されています。それらの重量が適正なゴルファーであれば、問題ないのですが、一般的な男性であれば、90g台の重量はあった方が良いでしょう。軽すぎるクラブでゴルフを始めてしまうと、技術が身につきにくくなる可能性があります。

すぐに結果が欲しい？長い目で見て技術を身につけたい？ビジョンに合ったアイアン選び

アイアンは、ドライバーと並び、クラブセッティングの中心のひとつ。本数が多いこともあり、頻繁には買い替えられないクラブなので自分の方向性や見据える将来に合ったモデルを選びたいところです。初心者に扱いやすく、それぞれ特徴を持ったアイアンをご紹介しますので、是非チェックしてみてください。

キャロウェイ X フォージド スター　アイアン6本セット

X-フォージド スターアイアンは、アメリカのメーカーであるキャロウェイの日本のスタッフが日本のゴルファーのために設計したモデルです。シンプルなキャビティ構造のアイアンで、適度なヘッドの大きさによる安心感があり、構えた時にプレッシャーを感じにくいです。飛距離、ミスへの強さ、直進性のバランスが取れた、初心者から上級者まで幅広いゴルファーにおすすめできます。ひとつのモデルで上達してからも長く使いたいといったゴルファーに良いですね。

テーラーメイド Qi アイアン5本セット

Qiアイアンは、Qi10シリーズのドライバーやアイアンとは異なり、非常にミスに強い設計のモデルです。中空構造を採用したヘッドは、様々なテクノロジーが搭載され、番手ごとに専用の設計がされています。7番アイアンでロフトが28度とかなり飛距離性能を重視した設計ながら、ボールが上がりやすく、直進性の高い特性で、初心者にピッタリの仕上がりです。

タイトリスト T200 アイアン5本セット

タイトリストのアイアンは、中上級者に好まれるモデルが多いのですが、このT200は初心者でも扱いやすい、やさしさを兼ね備えたモデルです。やや小ぶりなサイズながら中空構造を採用し、ミスに強く安定したショットが期待できます。ある程度の操作性もあり、腕前が上がってもそのまま使い続けられるのが良い点です。ブランドとしても申し分なく、所有感が高いのもポイントのひとつですね。

ピン G430 アイアン6本セット　

エンジョイゴルファーに向けた非常にミスに強いモデルです。ヘッドサイズが大きく、構えた時の安心が大きく、打点のズレによる飛距離ロスや、曲がりを大幅に軽減してくれます。PINGというメーカーはフィッティングを重視しており、選べるシャフトも豊富にラインアップしており、なおかつ1本から購入できます。もちろんセットでも購入できますが、最小限の本数だけ購入して、上達に合わせて増やしていくといった購入の仕方ができるのも良いですね。

ミズノ ミズノプロ 245 アイアン6本セット

ミズノブランドのアイアンの中でも中上級者に向けたシリーズであるミズノプロ。その中で、最もミスに強く直進性が高いのがミズノプロ245アイアンです。中空構造を採用し、アスリートが好む打感やコントロール性能を持ちながら、打点のミスに強いアイアンに仕上げています。中上級者には、やさしく扱いやすいモデルで、初心者には腕を磨くにはもってこいの性能です。上達してからも使い続けられるので、早めに自身のクラブを揃えておきたいと考えるゴルファーにオススメです。