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性能はいまだ一級品!ROGUE(ローグ) STシリーズ中古市場で人気の秘密を解明

ゴルフギアカタログ編集部

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キャロウェイが2022年に発売した「ローグST」シリーズは、飛距離性能とミスへの強さを両立したバランスの良さが特徴です 。中古市場でも、そのバランスの取れた性能と豊富なラインアップ、手頃な実売価格から高い人気を維持しています 。ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティーの各モデルの特徴を紹介します。

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飛距離とミスへの強さを両立したバランスの良いローグ STシリーズ

ROGUE(ローグ)ST」は、2022年に発売されたキャロウェイのメインシリーズで、2018年に発売された「ローグ」シリーズの後継として登場しました。“ST”はSPEED TUNEの略で、ミスに強くやさしいと評価の高かったローグのイメージを引き継ぎつつ、飛距離性能も高めたシリーズとして開発されました。

 

 主なテクノロジーとして、2017年に「GBBエピック」に初搭載され、以降改良を重ねたJAILBREAKテクノロジーの集大成である「NEW JAILBREAK AI スピードフレーム」を搭載。ヘッド内部でソールとクラウンをつなぐように設定されたフレームが、クラウンとソールの剛性の差を生み出し、フェースが効率よくたわむように設計されています。

 

 また2019年の「エピックフラッシュ」シリーズに初めて導入されたAI設計のフェースも採用。各モデルのターゲットゴルファーに合わせ多くのデータをAIに与えることで、より細かな補正能力を発揮する「FLASHフェースSS22」に進化、各モデルに専用設計のフェースを搭載しています。

 

 さらにソール後方には、打ち手を選ばない程よいつかまりを実現する「タングステン・スピードカートリッジ」を搭載し、深く低い重心と高い慣性モーメントを実現させています。

 

 近年のキャロウェイは、ミスへの強さを優先に設計したシリーズと飛距離やコントロール性を優先にしたシリーズを交互に発売するという傾向があり、「ローグST」シリーズは、ミスへの強さを優先したシリーズにあたります。独自のテクノロジーは改良を重ね、熟成の域に達しており、ミスへの強さはもちろん高い飛距離性能も獲得。そのバランスの良さから、発売から3年経った今でも高い人気を維持し続けています。

人気の秘密はバランスの取れた性能と豊富なラインアップ。そして価格

「ローグST」シリーズの人気の秘密は、ニューモデルが出た後でも色あせないバランスの取れた性能と、発売から時間が経ち手頃になった実売価格にあります。メーカーであるキャロウェイが一部の新品を「マークダウン品」として販売していることもあり、古さを感じさせない点も人気の理由でしょう。※キャロウェイゴルフ 楽天市場店

 

「ローグST」シリーズは、ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティーそれぞれ4モデルと、非常に多彩なラインアップを用意されており、それぞれが明確なターゲットゴルファーに合わせた設計が施されているのも特徴の一つです。

明確にターゲット分けされたドライバー3モデルをご紹介

「ローグST」シリーズのドライバーは、幅広いゴルファーをターゲットにした、スタンダードな特性を持つMAXスライスや右へのミスに悩むゴルファーをターゲットにしたMAX Dパワーに自信がないゴルファーをターゲットにしたMAX FAST。そしてアスリートゴルファーに向けのMAX LSの4モデルをラインアップ。これら4つのドライバーと同様、フェアウェイウッドやユーティリティーでもターゲットゴルファーが設定されたモデルが用意されています。今回は、その中から初心者にオススメなモデルを各ジャンルから3モデルずつご紹介します。

キャロウェイ ローグ ST MAX ドライバー

Callaway ROGUE ST MAX ドライバー

ROGUE ST MAX ドライバー

極端な特性をあえて持たせず、幅広いゴルファーにマッチするように設計されたモデルです。深く低い重心設計によるヘッド自体のミスへの強さに加え、打点ズレによる、飛距離ロスやスピン量の増加を抑えるAI設計のフェースによって安定感の高いショットが期待できます。ヘッド特性は、打ち手を選ばないほどよいつかまりに仕上げられており、ネックに弾道調整機能を搭載しているので、打ち手に合わせて調整することが可能です。純正シャフトで初心者から中上級者まで、シャフトを厳選すればツアープロまでオススメできるヘッドに仕上がっています。

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キャロウェイ ローグ ST MAX D ドライバー

Callaway ROGUE ST MAX D ドライバー

ROGUE ST MAX D ドライバー

MAXドライバーをベースに、スライスなど右方向へのミスに悩むゴルファーに向けたチューニングを施したモデルがMAX Dドライバーです。右へのミスに強いクラブはフックフェース(ややフェースが左を向いているモデル)が多いのですが、MAX Dは、重心設計やライ角でつかまりをコントロールしているため真っすぐ構えやすく、それでいてつかまりやすいのが特徴です。しっかりつかまるがつかまりすぎないといった具合の味付けで、扱いやすいのもこのモデルの利点です。またMAXドライバーと比べて上がりやすくチューニングされており、高さが出にくいゴルファーにもMAX Dドライバーはオススメです。

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キャロウェイ ローグ ST MAXファスト ドライバー

Callaway ROGUE ST MAX FAST ドライバー

ROGUE ST MAX FAST ドライバー

ヘッドスピードを高めたいゴルファーに向けた軽量モデルです。ヘッドだけじゃなくシャフト、グリップも専用の軽量モデルを装着。総重量を軽くしながら、専用設計のシャフトによって振り抜きやすく、ミートのしやすさを追求。パワーがなくても最大限の飛距離を得られるように設計されています。またつかまりやすいドローバイアス設計にすることで、右へのミスが出にくいように設計されているのも特徴です。パワーに自信のないゴルファーやシニア、レディースにもオススメできるクラブに仕上がっています。

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ドライバーに合わせて選びやすいフェアウェイウッド3モデル

 フェアウェイウッドは、ドライバーと同様4モデル用意されており、それぞれユーザーが選びやすいようにMAXMAX DMAX FASTとドライバーと同じネーミングを採用しており、ターゲットゴルファーも同じです。アスリート向けのLSの名を持つモデルだけが、ドライバーはMAX LS、フェアウェイウッドがLSとなっておりネーミングは異なりますが、ターゲットゴルファーは同じです。

 

 テクノロジーはドライバー同様、ターゲットゴルファーに合わせて設計された「FLASHフェースSS22」を搭載。「JAIL BREAKテクノロジー」もFW用に設計された「AI JAIL BREAK ST」を搭載しています。

 

 ドライバーにも搭載されている「タングステン・スピードカートリッジ」は、ドライバーではヘッド後方に装着されていますが、FWでは、フェースすぐ後ろのソール前方に搭載されています。これにより重心が浅くなり、ボールをとらえやすく、フェース下部でのインパクトでのエネルギーロスを軽減しています。

キャロウェイ ローグ ST MAX フェアウェイウッド

Callaway ROGUE ST MAX フェアウェイウッド

ROGUE ST MAX フェアウェイウッド

ドライバーのMAXと同じく、幅広いゴルファーに対応したモデルです。適度なつかまりがあり打点ミスへの強さも持ち、非常に扱いやすいフェアウェイウッドに仕上がっています。MAX フェアウェイウッドの特徴として、番手ラインアップが非常に多いことが挙げられます。3W(15度)、4W(16.5度)、5W(18度)、7W(21度)、9W(23度)、11W(25度)と6スペックも用意されています。3~5Wはマレージング鋼、7Wはカーペンタースチール、9~11Wはステンレスと番手に合わせてフェース素材も使い分け、それぞれの番手に求められる性能を追求しています。

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キャロウェイ ローグ ST MAX D フェアウェイウッド

Callaway ROGUE ST MAX D フェアウェイウッド

ROGUE ST MAX D ドライバー

MAX Dドライバーに合わせた右へのミスが多いゴルファーに合わせたつかまり性能を高めたモデルです。極端なつかまり性能ではなく、自然に右方向へのミスを減らしてくれる、といった感じで扱いやすいFWに仕上がっています。またMAX FWと比べて各番手のロフト角が1度ずつ大きくなっており、より高い球が打ちやすくなるようになっています。右へのミスに悩むゴルファーだけでなく、高さが出にくいゴルファーにもオススメです。番手構成は、3W(16度)、5W(19度)、7W(22度)の3スペックです。

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キャロウェイ ローグ ST MAXファスト フェアウェイウッド

Callaway ROGUE ST MAX FAST フェアウェイウッド

ROGUE ST MAX FAST フェアウェイウッド

MAX FASTドライバーとマッチする、MAX D FWをベースにクラブ全体を軽量化し、さらに専用設計を施したモデルです。ローグSTのFWの中では最も高弾道になるように設計されており、芝からでも少ないパワーで最大の飛距離を得られるように設計されています。あくまでパワーのない方のために設計されたモデルなので、それなりに振れるゴルファーが打つとスピン量が増えてしまう可能性があります。パワーに自信がないゴルファーやシニア、レディースにしっかり照準を合わせて設計されており、そういったゴルファーが使用することで性能を発揮するように作られています。番手構成は3W(16度)、5W(19度)、7W(22度)、9W(25度)の4スペックです。

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ドライバー、フェアウェイウッドとぜひとも合わせたいユーティリティー4モデル

 ユーティリティーのラインアップはドライバー、フェアウェイウッドと同じ4モデルです。各モデルのターゲットゴルファーや特性は、ドライバーやフェアウェイウッドの流れに沿っていますが、ネーミングは他のカテゴリーとは違い、少しだけ変わっています。

 

 スタンダードなポジションはMAX軽量モデルはMAX FASTで変わりませんが、ドライバー、FWがMAX Dというネーミングになっているポジションには MAX OS、ドライバーが MAX LS、FWがLSというアスリート向けのモデルはPROという名称になっています。

 

 テクノロジーはフェアウェイウッドと近く、各モデル専用に設計された「FLASHフェースSS22」、「AI JAIL BREAK ST」を搭載し、各モデルの性能を追求した仕上がりです。ローグST UTの特徴として、独特の形状が挙げられます。

 

 フェース周りがアイアンに似せた設計になっており、ウッドとアイアンの中間的な形状になっています。キャロウェイの歴代ユーティリティーはこの形状でしたが、次作の「パラダイム」からは一般的なウッド型に変更されていますので、この形状が好きな方はぜひ手に入れておきましょう。

キャロウェイ ローグ ST MAX ユーティリティー

Callaway ROGUE ST MAX ユーティリティー

ROGUE ST MAX ユーティリティー

MAXの名を持つユーティリティーでドライバー、フェアウェイウッド同様最も幅広いゴルファーをターゲットにしたモデルです。適度なつかまりとバランスの良いミスへの強さも他のMAXシリーズと同様で、非常に扱いやすいモデルに仕上がっています。番手構成は、3H(18度)、4H(20度)、5H(23度)、6H(26度)の4スペック。ウッド型ユーティリティーが苦手な方にもオススメのモデルです。

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キャロウェイ ローグ ST MAX OS ユーティリティー

Callaway ROGUE ST MAX OS ユーティリティー

ROGUE ST MAX OS ユーティリティー

MAX ユーティリティーと比較してヘッドが大きく安心感を高めたモデルです。特別つかまりが良いというわけではありませんが、ドライバー、フェアウェイウッドのMAX Dの流れに沿ったモデルといえます。ヘッドが大きいだけあり、打点のミスに強い仕上がりです。またロフト角がMAXよりも大きくなっており、楽に上がるように設定されています。番手構成もMAXよりもロフト角の多い番手が追加されており、ロングアイアンの代わりとなるクラブとして人気があります。多少打点がズレても安定したキャリーが欲しいと考えるゴルファーにオススメのモデルです。番手構成は、3H(19度)、4H(21度)、5H(24度)、6H(27度)、7H(30度)、8H(33度)の6スペックです。

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キャロウェイ ローグ ST MAXファスト ユーティリティー

Callaway ROGUE ST MAX FAST ユーティリティー

ROGUE ST MAX FAST ユーティリティー

他のMAX FASTと同様、軽量に仕上げられたモデルです。他のUTモデルと異なり、ウッドに近い形状で最大の投影面積を持っています。軽量による振り抜きやすさ、大きなヘッドは打点のミスに強く、さらにドローバイアス設計による自然とつかまる仕様で、安心して振っていけるクラブとして設計されています。他のMAX FASTと同じく、パワーに自信のないゴルファーやシニア、レディースにオススメです。番手構成は、H3(18度)、4H(21度)、5H(24度)、6H(27度)、7H(30度)、8H(33度)の6スペックです。

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 最後に今回ご紹介しなかったアスリート向けであるLSの流れを持つモデルを簡単にご紹介します。

 

 ドライバーのMAX LSはヘッドの操作性が高く設定された低スピンモデルです。つかまりも抑えられており、左のミスを気にせず強振でき、ドローやフェードといった意図的な弾道を作りやすいヘッドに設計されています。

 

 フェアウェイウッドのLSは、MAX LSの流れを組む特性で、操作性を重視しつつ、つかまりを抑えた低スピンモデルです。ある程度パワーがないと飛距離につながらないハードなFWに仕上がっています。

 

 ユーティリティーのPROは、小ぶりなヘッドで抜けが良く、操作性の高いモデルです。弾道を自身で作りたいゴルファー向けに設計されています。