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ドライバーからパターまで、キャロウェイ/オデッセイのラインアップから初心者にオススメのクラブを選んでみた!

ゴルフギアカタログ編集部

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キャロウェイとオデッセイのラインアップから、初心者におすすめのクラブを紹介します 。40年以上の歴史を持つキャロウェイの独自技術や、名器を振り返りながら、現在のメインシリーズである「ELYTE(エリート)」を中心に、カテゴリー別の最適なクラブを紹介します 。クラブ選びに迷うビギナーは必見です。

おすすめ初心者向け2025年モデル

eyecatch

40年以上の歴史を持つ独創的な総合メーカー「キャロウェイ」

 キャロウェイはイリー・リーブス・キャロウェイによって1982年に設立されました。その名を世界に知らしめたのが1991年に開発された「BIG BERTHA(ビッグバーサ)」です。S2H2理論と呼ばれる考えに基づいて設計されたこのクラブは世界的に大ヒットし、キャロウェイを一躍国際的なゴルフ総合メーカーに押し上げました。

 

 その後も当時高い人気を誇っていたパターメーカー「オデッセイ・スポーツ社」を1997年に買収し、2000年からはボール市場にも参戦しました。ドライバーからパター、そしてボールも含め、常に独自性を失わないクラブ作りは、時代を超えて多くのゴルファーを魅了してきました 。

 

 近年ではAIに様々な情報を与え、分析、シミュレーションを繰り返して設計する「AI スマートフェース」といった他のメーカーにはない独自の技術を使った高性能なクラブを開発しています。高い技術と独創的な発想を失わない。それが「キャロウェイ」というメーカーです。

キャロウェイの名作クラブをいくつかご紹介

「BIG BERTHA(ビッグバーサ)」1991年

 当時のキャロウェイがクラブ開発の核としていた、S2H2理論に基づいて設計されたクラブです。S2H2理論とは、シャフトをソールまで貫通させ、接着部を短くする設計のことで、これにより当時一般的だった長い接着部分のクラブよりも多くの余剰重量を生み出すことができ、ヘッドの性能追及ができる画期的なアイデアでした。この技術はウッドだけでなくアイアンにも採用され、どのクラブも非常にミスに強く、直進性の高いクラブとして大ヒットしました。

BIG BERTHA
BIG BERTHA ドライバー(画像:Callaway)

「BIG BERTHA WAR BIRD HEAVEN WOOD(ビッグバーサ ウォーバード ヘブンウッド)」1993年

 ビッグバーサ ウォーバードというシリーズに初めて採用されたいわゆるショートウッドの始祖的なモデルです。接地面積の少ない独特のソールを搭載し、ヌケの良いフェアウェイウッドとして大ヒットしたのですが、その番手ラインアップにあったのがヘブンウッドで“天国に届くぐらい球が上がる”といったニュアンスから命名されています。今でいう7Wに近い存在ですが、当時はそういったモデルはほとんどなく、アマチュアでもウッドでグリーンが狙えるといったやさしさからヒットモデルとなり、以後“ショートウッド”というジャンルが確立されていきます。

BIG BERTHA WAR BIRD HEAVEN WOOD
BIG BERTHA WAR BIRD HEAVEN WOOD(画像:Callaway)

「BIG BERTHA C4(ビッグバーサ シーフォー)」2002年

 チタン製ウッドが全盛期だったこの時期に、フェースからボディーまでフルカーボンで作られた異端児的なドライバーです。当時契約プロだったアニカ・ソレンスタムが使用し、複数回優勝するなど、性能的にも非常に優れていました。しかし、打球音が「ボコッ」という爽快感に欠ける音だったためアマチュアには受け入れられず、販売的には苦戦を強いられてしまった不遇のモデルです。

BIG BERTHA C4
BIG BERTHA C4ドライバー(画像:Callaway)

キャロウェイの現在のメインシリーズは「ELYTE(エリート)」

 2025年のキャロウェイの主なシリーズ構成は、ワールドワイドに展開するメインシリーズとして「ELYTE(エリート)」。フォージドモデルのアイアンをメインとし、独創的なフェアウェイウッドやユーティリティーを展開する「APEX(エイペックス)」。ウェッジ専用シリーズの「OPUS(オーパス)」。主にアジア市場向けに展開するフォージドアイアンシリーズ「X FORGED(エックス フォージド)」。そしてパターブランドの「ODYSSEY(オデッセイ)」となっています。現在は、前作のメインシリーズ「PARADYM Ai SMOKE(パラダイム エーアイ スモーク)」や、前作のウェッジシリーズ「JAWS(ジョーズ)」の一部商品も併売されています。

現在のラインアップから初心者にオススメのクラブをカテゴリーごとにご紹介!

 近年の大手メーカーのシリーズ展開は、ターゲットごとにシリーズを設定するのではなく、一つのシリーズ内でラインアップを増やし、様々なゴルファーのニーズに対応しています。シリーズが少ないとラインアップを把握しやすい反面、アスリート向けモデルから、ミスに強いアベレージ向けモデルまでが同じシリーズに混在しているため、パッと見では、モデルごとのターゲットゴルファーを判断しづらい部分があります。そこで今回は、現在のキャロウェイが展開するクラブの中から、カテゴリーごとに初心者におすすめのモデルをご紹介します。

ドライバー

Callaway ELYTE ドライバー

ELYTE ドライバー

「エリートシリーズ」のドライバーは、限定のエクスクルーシブラインを含めるとなんと7モデルもラインアップされており、それぞれがゴルファーの細かなニーズに合わせた異なる特性を持たされています。そんな中でビギナーにオススメなのが、サブネームのない「エリート」ドライバーです。「エリートシリーズ」には、ターゲットとなるゴルファーのリアルスイングのデータや打点ズレの特徴などをAIに与え、分析、設計する「Ai 10x FACE」が搭載されています。この「エリート」ドライバーには、最も幅広いゴルファーに対応したデータが使用されており、極端な補正をしないバランスの取れたモデルに仕上げられています。またヘッド後方には、ウエート位置を調整できるシステムを搭載。3カ所あるウエートポートの好みの位置にウエートを装着することで、つかまりを調整することができます。ネックにも弾道調整機能を搭載しており、ビギナーはもちろん、上達してからも高いアジャスト能力によって長く使用できる1本です。

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フェアウェイウッド

Callaway ELYTE フェアウェイウッド

ELYTE フェアウェイウッド

「エリートシリーズ」のフェアウェイウッドは、通常5モデルあり、その他に限定モデルがいくつか存在します。そんな中でビギナーにおすすめなのが、「エリート」フェアウェイウッドです。このモデルはドライバーと同様、スタンダードポジションに位置するモデルで、幅広いゴルファーに対応した設計の「Ai 10x FACE」が搭載されています。ヘッド内部には、「タングステン・スピードウェーブ」と呼ばれるソール内側から少しだけ浮いた状態になるように設定されたウエートが搭載されており、フェアウェイウッドに多いフェース下部のボールヒットでも高さが出るように設計されています。極端な補正がなく扱いやすいモデルに仕上がっています。また番手のラインアップが豊富なのもこのモデルの特徴で、#3から#11までと他のメーカーにはない番手まで用意されています。

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ユーティリティー

Callaway ELYTE ユーティリティー

ELYTE ユーティリティー

ユーティリティーは、「エリートシリーズ」から3モデルと「エイペックス」から1モデルがラインアップされています。その中でもビギナーにおすすめなのが、サブネームのないスタンダードポジションの「エリート」ユーティリティーです。幅広いゴルファーに向けた設計の「Ai 10x FACE」と豊富なラインアップはフェアウェイウッドと同様で、さらにトゥとヒール側に脱着式のウエートを装着しており、入れ替えることでつかまりを調整できます。専用に開発されたネックの弾頭調整機能は、7つのポジションのロフト角とライ角調整が可能です。

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アイアン

Callaway X FORGED MAX アイアン

X FORGED MAX アイアン

アイアンは、ラインアップが非常に多く、通常のラインアップで「エリートシリーズ」で3モデル、「エイペックスシリーズ」で5モデル、「エックスフォージドシリーズ」で4モデルと多彩です。さらに限定モデルやカラーバリエーションを含めると20モデルを超えます。そんな中でビギナーにおすすめなのが「エックスフォージドマックス」アイアンです。中上級者に好まれる軟鉄鍛造、いわゆるフォージドモデルでバックフェースを削ったキャビティ構造を採用しています。このキャビティ構造がかなり凝っており、トゥ側とヒール側にCNC加工でポケットのようなくぼみを作成、これにより芯で打てばフォージドモデルらしいソフトで心地よい打感が味わえ、左右に打点ズレを起こした時に飛距離ロスや曲がりが少なくなるように設計されています。良いショットを打てた時は、心地よい打感を味わえ、ミスをした時に助けてくれるため、練習が楽しくなり、上達してからも長く使用できるアイアンです。

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ウェッジ

Callaway OPUS SP ウェッジ

OPUS SP ウェッジ

「OPUS(オーパス)」は、主にツアープロやアスリートに向けたブランドで、ボールをコントロールするために必要なスピン性能や打ち出し角にこだわって設計されています。「SPIN POCKET」と呼ばれる内部構造を採用し、重心を最適化。最新の狭いピッチの溝とフェースミーリングと合わせることで、スピン量と低い弾道を実現させています。ソールバリエーションも豊富でロフト角との組み合わせで13ものスペックを用意しています。これらのモデルはミスへの許容は大きくはありませんが、ボールコントロールを覚えるには最適なモデルとも言えます。ビギナーのうちは、ダフリのミスに寛容なバンス角の大きいスペックがおすすめです。

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Callaway CB12 ウェッジ

CB12 ウェッジ

最大限ウェッジに助けて欲しいと考えるビギナーには「CB12」ウェッジがおすすめです。大きめのヘッドは打点のばらつきに強く、構えた時に高い安心感を与えてくれます。ヘッド内部には余計な振動を吸収する「ウレタン・マイクロスフィア」を内蔵し、少々のダフリはものともしないワイドなソールといったお助け機能が満載のモデルです。また溝は「オーパス」シリーズと同様の狭いピッチの仕様になっており、スピン性能もしっかり考慮した設計です。グリーン周りで大きなミスをしたくないのであれば、「CB12」は試す価値があります。

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パター

ODYSSEY Ai-ONE TRIPLE TRACK #7 パター

Ai-ONE TRIPLE TRACK #7 パター

キャロウェイのパターブランド「オデッセイ」は、ヘッドタイプが非常に豊富でツアープロからビギナーまで幅広いゴルファーに人気があります。定番と言われる人気の高いヘッドは、仕様の違いのモデルが複数用意され、好みに応じて選ぶことができます。また定期的に追加モデルや限定モデルが発売されるため、常にユーザーを飽きさせないのも「オデッセイ」の特徴です。そんな中ビギナーにおすすめなのは「Ai-ONE TRIPLE TRACK #7(エーアイ ワン トリプルトラック セブン)」です。ツアープロからアマチュアまで幅広い人気の角型形状のボディーにフェースの向きが分かりやすい幅広いサイトラインが搭載されています。いわゆるマレットタイプですが、ソールのウエートがフェースすぐ後ろに搭載された浅い重心設計のおかげで操作性もあり、構えやすさ、ミスへの強さ、操作性のバランスが良いモデルです。パターのイロハを覚えるにはぴったりのモデルです。

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ODYSSEY Ai-ONE Square2 Square JAILBIRD パター

Ai-ONE Square2 Square JAILBIRD パター

ビギナーのうちから、しっかりと結果を出したいと考えるなら「Ai-ONE Square 2 Square JAILBIRD(エーアイ ワン スクエア トゥ スクエア ジェイルバード)」がおすすめです。ストロークをストレート軌道で振るために専用に設計されたモデルで、ヘッドの重心に向かってシャフトをやや左から斜めに挿してあります。この設計により自然とハンドファーストに構えやすくなっており、そのアドレスの手の位置を維持するようにストロークすることで、再現性の高いストレート軌道のストロークがしやすいように設計されています。非常にオートマチックなモデルなので、パターに逆らわなければ安定したパッティングが可能です。

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