国産ブランドドライバー2025最新モデル特集!ゼクシオ・ミズノ・プロギアなど注目クラブ紹介【前編】
ゴルフギアカタログ編集部更新日:
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2025年最新の国産ブランドドライバーを徹底解説。ゼクシオ、スリクソン、ブリヂストン、ミズノ、プロギア、ヤマハの注目モデルを紹介します。海外ブランドに負けない日本メーカーの強みと最新テクノロジーをまとめました。これ以外のブランドの最新モデルも後編で紹介します。

外ブラにだって負けてない! 豊富なラインアップを誇る国産ブランド
ゴルフクラブの中で、最も魅力あるクラブといっても過言ではないドライバー。ゴルファーならニューモデルが発表になるたびにその性能が気になるはずです。
そんなドライバーの購入を検討する際、最近はどうしても海外ブランドのモデルに目を奪われがちです。その理由はいくつかありますが、一つは開発スパンの違いが挙げられます。
現在人気の高いテーラーメイドやキャロウェイは、他の多くのメーカーが2年スパンでクラブ開発を行うなか、1年スパンという短さで開発されていて、ここ数年は両社ほぼ同じ時期にクラブを発表しています。メディアも対決姿勢を煽りやすく、大きな注目を集める要因になっています。
もう一つの人気海外ブランドPING(ピン)は、1年スパンではありませんが、“やさしいクラブを作るメーカー”としてゴルファーに定着しており、そのイメージ通りのクラブの性能もあり、長い期間売れ続けるという特徴があります。
2025年は、テーラーメイド、キャロウェイ、PING、コブラの海外ブランド4社が近い間隔で新製品を発表したこともあり、かなりの盛り上がりを見せました。一方で、海外ブランドに対して国産ブランドが劣っているのかといえば、決してそんなことはありません。海外ブランドのセンセーショナルな宣伝や短期スパンの販売方法による勢いの陰に隠れがちですが、国産ブランドのクラブも全く引けを取らないクラブばかりです。
国産ブランドならではのこだわりのあるクラブ作り
国産ブランドの代表格といえば、いわずと知れたダンロップスポーツの「ゼクシオ」シリーズがあります。2000年に誕生し、25年ものあいだ、売れ続けている超ロングセラーブランドです。最近では、海外でも順調にシェアを伸ばし、世界的なブランドに成長しつつあります。
「ゼクシオ」ならではの特徴は、性能はもちろん、性能以外の部分もこだわり抜いて開発していること。特に打音、打感は誰もが打っていて“気持ちいい!”と感じることのできる爽快な仕上がりが特徴です。
ブリヂストンの「BX」シリーズは、世界的なタイヤメーカーの技術を生かしたクラブ作りが魅力です。路面とタイヤのわずかな接地面で最大限の性能を発揮するための“接点の科学”という技術を生かし、ボールとフェース面が接地するインパクトの瞬間に焦点を当て、それぞれのゴルファーを最適なインパクトに導くという考えを持ってクラブ開発が行われています。

その他の国産ブランドも独自の技術を生かした魅力的なモデルばかりです。今回はそんな個性豊かな国産ブランドのドライバーを改めてチェックしていきます。
話題の国産ドライバーを2回にわたってご紹介!
今回は、国産ブランドの注目ドライバーを多数ご紹介します。ご紹介したいシリーズやモデルが多いので今回は2回に分けてのご紹介になります。海外ブランドにも勝るとも劣らない高性能で個性あるモデルばかりですので、ぜひチェックしてみてください。
ゼクシオ シリーズ
ゴルファーでなくても名前は知っている人が多いほどブランドとして認知されている「ゼクシオ」。25年も売れ続けている国産ブランドの“横綱”的存在です。「ゼクシオ」シリーズの人気の秘密は、すべての性能に妥協していない点です。飛距離、ミスへの寛容性といった性能面はもちろん、打感、打音といったフィーリング面やデザインなどの所有感も徹底して作りこまれています。現在の「ゼクシオ」は13代目。2年おきにモデルチェンジを繰り返し、基本コンセプトは大きく変えず、その時代に合ったチューニングが施されています。これも「ゼクシオ」の長い人気を維持している秘訣でしょう。
XXIO XXIO13 ドライバー
最新のゼクシオが「ゼクシオ13(サーティーン)」。文字通り13代目のゼクシオにあたります。フェースのトゥ側からヒール側にかけて外周部の剛性を変化させることで、トゥ側はボディーのたわみ、ヒール側はフェースにたわみを使ってフェース全体の高初速エリアを広げる「BiFLEX FACE」を採用。さらにクラウン上に2段の突起を設けることで空力をコントロールし、ダウンスイング中のヘッドのブレを抑制し、ミート率を高める「Activ Wing」といったオリジナルのテクノロジーを多数搭載しています。「ゼクシオ」らしさである爽快な打音、打感もしっかりと継承されています。シリーズを通して軽量に仕上げられており、楽に振りきれるミスに強いシリーズとして高い人気を誇っています。
XXIO ゼクシオプライム ドライバー 2025
「ゼクシオプライム」は、「ゼクシオ」で培った技術を多用し、シニア層に向け専用に開発されたシリーズです。「ゼクシオ」よりもさらに軽量に仕上げられており、より楽に振りきれるような工夫がなされています。「BiFLEX FACE」や「Activ Wing」も搭載されていて、シャフトも「ゼクシオプライム」専用に開発された35グラムの超軽量シャフトを装着。もちろん打音、打感といったフィーリング面も専用にチューニングされています。ターゲットを絞り込んだ特別な「ゼクシオ」がこの「ゼクシオプライム」です。
スリクソン ZXiシリーズ
「スリクソン」はダンロップスポーツが展開するワールドワイドブランドで、ゴルフだけでなくテニスにも使用されています。「スリクソン ZXi」はツアープロやアスリートゴルファーに向けたモデルで、松山英樹プロも愛用するシリーズです。フェースの肉厚を変化させることによってボール初速を高める「i-FLEX」、ボディーに剛性の高い部分とたわむ部分を交互に配置し、エネルギー効率を高める「REBOUND FRAME」、強度を維持しながら軽量化を実現した「STAR FRAME CROWN」など、独自の技術を多数搭載しています。ドライバーのラインアップは4モデルでそれぞれが異なった特性を持っています。
SRIXON ZXi ドライバー
「ZXi」ドライバーは、4モデルある中のスタンダードなポジションのモデルです。ミスへの寛容性や直進性の指針になる慣性モーメント値を適度に抑え、スピン量も低スピンでありながらほどよく残しており、やさしさと操作性を両立させたバランスの良いモデルに仕上がっています。ヘッドには、ソール後方のトゥ側、ヒール側に脱着式のウエートを搭載しており、つかまりやヘッド重量を調整することができ、ネックのカチャカチャと合わせて細かなチューニングもできるように仕上げられています。
SRIXON ZXi TR ドライバー
「TR」はTOURの略であり、操作性を重視したモデルです。ヘッドサイズは他のモデルが460ccの中、「TR」だけが450ccとなっており、いかにも操作性の良い小ぶりな見た目を採用。重心位置を短く浅めに設定することで、操作性と強弾道を両立させた見た目と性能が一致した仕上がりです。つかまり性能はニュートラルで左右どちらにも操作がしやすい設定。技術があるゴルファーほどやさしいと感じられる性能を持っています。ソールのウエートはトゥ側とヒール側に搭載され、入れ替えることでつかまりを調整することができます。
ブリヂストン BXシリーズ
ブリヂストンゴルフのメインブランドがこの「BX」シリーズです。タイヤで培った最新の“接点の科学”から生まれたテクノロジーを搭載し、ツアープロからエンジョイゴルファーまで幅広くカバーしています。芯を外した時や、悪条件でも余計なスピンを減らすフェースのミーリング「BITING FACE 2.0」、インパクトでのエネルギーロスを極力減らす「カーボンセミモノコックボディ」といったオリジナルの技術を搭載しています。ヘッドタイプは限定モデルを含めて4モデルをラインアップ。それぞれがウエート可変機能を搭載し、幅広い調整機能を有しています。
BRIDGESTONEY BX1ST ドライバー
「ST」はStrong Trajectory(強弾道)の略で、操作性と強弾道を両立させたモデルです。「BITING FACE 2.0」、「カーボンセミモノコックボディ」によって弾道の効率を高めつつ、高初速エリアを広げる「サスペンションコア」によって飛距離ロスを軽減。やや浅めの重心設計で高い操作性と強弾道、そしてミスへの寛容性のバランスが取れた評価の高いモデルです。ソールにはトゥ側、ヒール側のややフェース寄りに脱着式ウエートがそれぞれ搭載されており、入れ替えることでつかまりを調整することができます。
BRIDGESTONE BX2HT ドライバー
「HT」はHi Trajectory(高弾道)の略で、高弾道でつかまりの良いモデルです。「HT」にも「BITING FACE 2.0」、「カーボンセミモノコックボディ」、「サスペンションコア」を搭載し、安定して飛ばせる性能を有しています。そのうえで慣性モーメント値を高め、重心位置をやや深めに設定、そしてつかまり性能を高めることで、ミスに強く上がりやすいオートマチックにつかまるモデルに仕上がっています。ウエートはソール後方トゥ、ヒール側にそれぞれ搭載されており、入れ替えることでやさしさを維持しながらつかまりを調整することができます。
ミズノ ST シリーズ
ミズノの「ST」シリーズは、もともと海外でのみ展開されていたブランドです。そんな「ST」は海外で高い評価を獲得し、2020年からブランドを逆輸入するかたちで日本でも販売されるようになりました。最新の「ST」シリーズは、“鉄芯”と呼ばれるウレタン樹脂と一体成型されたステンレスによって反発力を高めた「CORTECH CHAMBER」、独自の新素材「Ti-LFS」を使用したフェースを搭載して高い慣性モーメント値と高初速を実現させています。安定して飛ばせると高い評価を得ているシリーズです。
Mizuno ST-MAX 230 LITE ドライバー
安定性と飛距離性能に加え、軽量化に伴い専用にチューニングされたモデルです。「CORTECH CHAMBER」、「Ti-LFS」フェースといった独自の技術を搭載したヘッドに49グラムものウエートをヘッド内部の後方、ヒール側に装着。安定した飛距離性能に加え、適度なつかまり性能を持たせています。また専用に設計された29グラムのミズノ最軽量シャフトと軽量グリップを採用し、総重量約268グラムと非常に軽量なクラブに仕上がっています。パワーのないゴルファーでも振りやすく安定して飛ばせるドライバーです。
プロギア RS シリーズ
「PRGR(プロギア)」は横浜ゴムグループに属する株式会社プロギア(PRGR)が展開するゴルフブランドです。独創的な思想と型にはまらないクラブ開発は、国産メーカーの中で確固たるポジションを確立しています。「RS」は、リアルスポーツの略で、反発性能をルール限界まで“ギリギリ”に高めた、高いボール初速が特徴のシリーズです。主にツアープロやアスリートに向けた特性を持たせつつもミスに強いクラブに仕上がっています。派生シリーズに適度な軽量化と空力性能を高めた「RS SPEED」や、よりターゲットゴルファーを絞り込んだPROTOTYPEが存在します。
PRGR RSスピード ドライバー
「RS」シリーズに属しながら、他のモデルよりやや軽量に仕上げることにより、ヘッドスピードを高めやすくすることで飛距離性能を追求したモデルです。空力性能を重視したシャローヘッドを採用することで、振り抜きの良さを追求。軽さと空力性能両面で楽にヘッドスピードを高めることができる工夫がなされています。ヘッド性能は、反発性能ギリギリのフェースに加え、適度なつかまりと高弾道の設計。高めたヘッドスピードのパワーを効率よくボールに伝えるヘッドによって、高い飛距離性能を発揮してくれるドライバーに仕上がっています。
PRGR RS SPEED PROTOTYPE ♣♣♣(スリークローバー)ドライバー
「RS スピード」ドライバーをベースにツアープロのニーズを取り入れて開発された数量限定のカスタムオーダー専用モデルです。空力性能を配慮しながら、フェース厚を3ミリプラスし、ヘッド自体も肉厚化。ヘッド長はわずかに長くしつつ、奥行きは狭めるなど、大幅な改良が施されています。また「RS スピード」では一つだった脱着式ウエートを二つにすることで調整幅を拡大させています。軽さが売りだったヘッドも他のRSシリーズと同等の重さに調整し、直進性の高い叩けるアスリートモデルに変貌しています。
ヤマハ インプレス シリーズ
ヤマハのゴルフブランドは主に二つのシリーズに分かれており、主にツアープロやアスリート、リアルゴルファーに向けた「RMX(リミックス)」とエンジョイ派をはじめとした飛距離ややさしさにこだわるゴルファーに向けた「インプレス」シリーズが存在します。「インプレス」シリーズは、8軸積層のカーボンを使用した「OCTA ANGLE CARBON FACE」を採用するなど、新技術を積極的に搭載し、非常に個性豊かなクラブが特徴。過去に発売した「UD+2」というモデルは、“飛び系アイアン”というジャンルを生み出した先駆者的ブランドです。
YAMAHA INPRES DRIVESTAR TYPE/S ドライバー
「ドライブスター」シリーズは、飛距離性能とやさしさの両立を狙ったシリーズ。2モデルあるドライバーのうち「ドライブスター TYPE/S」は、美しい形状を持つ適度なつかまりを持つドライバーです。「OCTA ANGLE CARBON FACE」を採用し、高いボール初速と広い高初速エリアを実現。フェース周りの軽量化によって可能になった理想の重心設計とソール後方に搭載されたウエートによって高い慣性モーメント値を獲得し、ミスにも強いモデルに仕上がっています。
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