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2025年上半期 新製品ドライバー総まとめ&徹底比較!初心者におすすめのモデルはこれだ!

ゴルフギアカタログ編集部

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投稿日:

2025年上半期も各メーカーから注目のドライバーが続々登場しました。特にテーラーメイド、キャロウェイ、PINGの“外ブラ御三家”は、それぞれが独自の進化を遂げたモデルを発表し、大きな話題となりました 。本記事では、これらの注目モデルの中から、初心者やドライバーが苦手なゴルファーにおすすめのドライバーをピックアップしてご紹介します 。

おすすめ初心者向け2025年モデル

eyecatch

外ブラ御三家の三つ巴の戦いから始まった2025年! その他のメーカーはどうだった?

 早くも2025年上半期が終わり、1年の半分が過ぎ去ってしまいました。この半年を彩った話題のドライバーを振り返ってみましょう。

 

 年明け早々、テーラーメイド、キャロウェイ、PINGが新製品を一挙に発表し、大いに盛り上がりました。テーラーメイドは、前作の「Qi10」をさらにブラッシュアップした「Qi35」シリーズ。キャロウェイは、フェースの補正機能をさらに高めたニューブランド「ELYTE(エリート)」シリーズ。そしてPINGは、従来のやさしさを維持しながら振りやすさや打感、そして飛距離などを磨いた「G440」シリーズとどのメーカーも進化を実感できる仕上がりで、高い評価を得ています。

 

 各ブランドのドライバーは、「Qi35」が4モデル(追加モデルを含めると9モデル)、「エリート」が4モデル(追加モデルを含めると11モデル)、「G440」が5モデルがそれぞれラインアップされており、同ブランドで共通のテクノロジーを使いながらも、ターゲットとなるゴルファーに合わせ、各モデルの特徴が明確に作り分けされて設計されています。

 

 それ以外のメーカーでは、ミズノの「ST」シリーズに追加モデルとして「ST-MAX 230 LITE」ドライバーが発売。PXGの「Black Ops(ブラックオプス)」シリーズに、新たに「Black Ops Ultra Lite(ウルトラライト)」ドライバーが加わり、ラインナップは全3モデルになりました。さらに近年話題になっているミニドライバーも各メーカーから4モデルも発売になり、こちらも盛り上がりを見せています。

2025年1月~6月発売 ドライバー一覧

発売日ブランドシリーズモデル名
1月20日PXG-シークレットウエポン ミニドライバー
2月6日ピンG440 シリーズ

G440 MAX

G440 SFT

G440 LST

G440 HL MAX

G440 HL SFT

2月7日キャロウェイELYTE シリーズ

エリート

エリート X

エリート MAX FAST

エリート トリプルダイヤモンド

2月7日テーラーメイドQi35 シリーズ

Qi35

Qi35 MAX

Qi35 LS

Qi35 MAX LITE

2月21日PXGBlack Ops シリーズブラックオプス ウルトラライト
3月7日コブラDS-ADAPT シリーズ

DSアダプト LS

DSアダプト X

DSアダプト MAX-K

DSアダプト MAX-D

3月7日マジェスティMAJESTY ROYAL シリーズマジェスティ ロイヤル
3月19日テーラーメイドQi35 シリーズ

Qi35 デザイナーシリーズ ブラック

Qi35 LS デザイナーシリーズ ブラック

Qi35 MAX デザイナーシリーズ ブラック

3月下旬ヨネックスEZONE GTシリーズイーゾーン GT MAX
4月5日ゼクシオXXIO PRIME シリーズゼクシオプライム
4月5日コブラDS-ADAPT シリーズ

DSアダプト X PTCリミテッドエディション

DSアダプト LS PTCリミテッドエディション

DSアダプト LS シーズンオープナー

DSアダプト X シーズンオープナー

4月18日キャロウェイELYTE シリーズ

エリート ミニ ドライバー

エリート トリプルダイヤモンド ツアードロー

4月18日タイトリスト-GT280 ミニドライバー
4月24日ヤマハINPRES DRIVESTAR シリーズインプレス ドライブスター スタディバージョン
5月15日キャロウェイELYTE シリーズ

エリート トリプルダイヤモンドMAX

エリート トリプルダイヤモンドT

5月16日プロギアRS X シリーズRS スピード
5月30日キャロウェイELYTE シリーズ

エリート サンドストーム

エリート サンドストーム トリプルダイアモンド

エリート サンドストーム トリプルダイヤモンドMAX

6月4日テーラーメイドQi35 シリーズ

Qi35 デザイナーシリーズ ゴールド&シルバー

Qi35 MAX デザイナーシリーズ ゴールド&シルバー

6月6日テーラーメイド-R7クワッド ミニドライバー
6月10日ミズノST シリーズST-MAX 230 LITE

※編集部調べ 

 

今回は、上半期に発売されたクラブの中で、ビギナーやドライバーが苦手なゴルファーにおすすめのクラブをピックアップしてご紹介します。

テーラーメイド「Qi35」はMAXがおすすめ!

「Qi35」シリーズのドライバーは、カーボンフェースをはじめとしたテーラーメイドらしい独創的な技術が満載で、幅広いゴルファーに対応した4モデルをラインアップ。ウエートを入れ替えることによって、幅広いゴルファーに対応する「Qi35」。ツアープロやアスリートをターゲットにしたつかまりを抑えた最も低スピンモデルである「Qi35 LS」。慣性モーメントを高め、直進性やミスへの寛容性を高めた「Qi35 MAX」。「Qi35 MAX」をベースに搭載ウエートを軽量化し、専用の軽量グリップと軽量シャフトを装着した「Qi35 MAX LITE」。の4モデルです。現在は、限定でゴールドやシルバーといった限定カラーのモデルも展開しています。どのモデルも前作の「Qi10」シリーズで好評だった、低スピン性能や直進性を維持しながら、慣性モーメントを高め、ミスへの寛容性を高めています。

 

 4モデルの中で特にビギナーにおすすめのモデルは、「Qi35 MAX」ドライバーです。

TaylorMade Qi35 MAX ドライバー

Qi35 MAX ドライバー

前作の「Qi10 MAX」ドライバーの最大の特徴であったヘッド左右上下の慣性モーメントの合算値が10,000を超える、いわゆる“10K”を維持しつつ、さらに低重心化を図り、少々打点がズレてもボール初速が落ちにくく安定した飛びを実現させたのが「Qi35 MAX」ドライバー。フェース面が軽く仕上げられるカーボンフェースの利点を最大限に生かし、高い慣性モーメント値のヘッドでも振り抜きやすく、高い寛容性と直進性の高さによって少々打点がズレても安心して振っていけるドライバーに仕上がっています。つかまり性能はほどほどといったところで、上達してある程度自身でボールをつかまえられるようになっても使い続けられる、長く使える1本です。

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それぞれのゴルファーに合わせた専用フェースを搭載した「エリート」

「エリート」シリーズのドライバーは、実際のゴルファーのデータを解析したデータをAiに与え、それぞれのモデルにターゲットゴルファーに合わせた専用のフェースを搭載しているのが最大の特徴。細かくゴルファーを細分化していることもあり、ドライバーのラインアップはミニドライバーを含めるとなんと8モデルもあります。スタンダードなポジションで、幅広いゴルファーに対応する「エリート」。つかまり性能を高め、ヒールヒットに強い「エリートX(エックス)」。「エリートX」をベースに軽量化を施し、軽量化を踏まえた専用設計のフェースを搭載する「エリート MAX FAST」つかまりを抑え、低スピン性能を磨いた「エリート ♦♦♦(トリプルダイヤモンド)」。「エリート♦♦♦」をベースにつかまり性能を高めた「エリート ♦♦♦TD」。「エリート ♦♦♦」をベースに寛容性を高めた「エリート ♦♦♦MAX」。そして「エリート ♦♦♦」をベースに操作性を高めた「エリート ♦♦♦T」です。

 

 7モデルの中でビギナーにおすすめなのが、スタンダードなポジションの「エリート」ドライバーです。

Callaway ELYTE ドライバー

エリート ドライバー

それぞれ専用設計のフェースを持つエリートシリーズの中で、最も幅広いゴルファーを対象とした専用フェースを搭載している「エリート」。つかまりはニュートラルからほんの少しつかまる程度の性能を持ち、扱いやすい仕上がり。またネックのロフト角やライ角の調整が可能な弾道調整機能に加え、ソール後方に3カ所の装着位置を持つ可変ウエートを搭載しており、つかまりを調整することができます。ビギナーのうちは、スライスに悩むことが多いので、ウエートをヒール寄りにしてつかまり性能を高くして使用し、上達するにしたがって、ウエート位置を変えることで、自身に合った仕様で使い続けるといったことが可能です。基本性能は打点のミスに強く、トゥやヒールに打点がズレても曲がりが少なくてすみ、打点がばらつく初中級者でも安定したティーショットが期待できます。

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ミスに強いと評判のPINGは「G440」シリーズで飛距離性能もアップ

「G440」は、脈々と続くPINGのやさしさを最優先に考えて設計される「G」の名を冠する最新シリーズです。今作では、アベレージゴルファーの期待を裏切らないやさしさを引き続き搭載しながら、飛距離や打感、打音などの部分をブラッシュアップしています。ドライバーのラインアップは5モデル。ニュートラルなつかまりで打点のミスに非常に強い「G440 MAX」。つかまり性能を高め、打ち出し角も出しやすく設計された「G440 SFT」。ミスへの寛容性をある程度持たせながら低スピン性能を高めた「G440 LST」。「G440 MAX」をベースにヘッドの搭載ウエートを軽量化し、グリップとシャフトも軽量モデルを搭載した「G440 HL MAX」。「G440 SFT」をベースにヘッドの搭載ウエートを軽量化し、グリップとシャフトも軽量モデルを搭載した「G440 HL SFT」です。

 

 ビギナーにおすすめなモデルは、「G440 SFT」です。

PING G440 SFT ドライバー

G440 SFT ドライバー

「G440」シリーズの中でも最もミスに強く、やさしいとされるのがこのモデル。打点ズレのミスに強いのはもちろん、最もクラブ長のあるドライバーで起こりやすい振り遅れのミスを軽減してくれる高いつかまり性能。そして打ち出し角の高い設計で、ビギナーのうちにドライバーのミスで悩む部分を大きくカバーしてくれます。またヘッド後方に搭載されたウエートの位置を調整することによって、つかまり性能の強さを変えることができ、症状に合わせてチューニングすることができます。ビギナーのうちに早めにスコアを追求したいと考えるゴルファーには最適なモデルと言えます。

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ミズノはアスリート向けシリーズからミスに強いモデルを追加

 ミズノが展開している「ST」は、独自の技術を搭載した主力シリーズ。「コアテックチャンバー」は、フェースのすぐ裏にステンレスを配置し、インパクトの瞬間に、慣性を利用して、ボールスピードを高める技術。安定した高いボールスピードを実現させています。「ST」シリーズのドライバーは当初、強弾道でつかまりの良い「ST-X230」ドライバーと強弾道で直進性の高い「ST-Z230」の2モデルでしたが、新たに追加されたのが「ST-MAX230」です。適度なつかまりと高い寛容性、そしてボールの上がりやすさを付与した安定したショットが期待できるモデルです。

Mizuno ST-MAX230 ドライバー

ST-MAX230 ドライバー

新たに追加された「ST-MAX230」ドライバーは、従来の「ST-X230」ドライバーと「ST-Z230」ドライバーのいいとこ取りといった仕上がり。「ST-X230」の特徴であったつかまりの良さを適度に引継ぎ、「ST-Z230」の特徴である直進性を備え、さらにボールを上がりやすく設計することにより打点がバラつくゴルファーでも安定したティーショットが期待できるモデルとして設計されています。もちろん独自の技術である「コアテックチャンバー」を搭載し、高いボール初速性能も健在です。程よいつかまりのため、上達しても使い続けられる、懐の深いモデルとして完成しています。

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ミニドライバーはドライバーが苦手なゴルファーの救世主?

 近年話題になっているミニドライバー。2025年は、各メーカーから過去最高の4モデルが発売され、一時的なブームでは終わらなそうな勢いを維持しています。

 

 ミニドライバーとは、通常のドライバーよりも短い設定の43.5~43.75インチに設定され、ヘッドも300cc前後と小ぶりに設計されたクラブを指します。ミニドライバーが生まれた経緯は、USPGAのプロが、ドライバーよりも距離を抑え、3Wよりも飛ぶ、距離を安定して飛ばせるクラブを欲したのがきっかけです。日本では、そういった用途よりも、ドライバーが安定しないゴルファーに、ドライバーが当たった時よりは飛ばないけれど、安定してフェアウェイをキープできるクラブとして高い人気を得ています。

 

 今年発売されたミニドライバーは、テーラーメイドから「r7 Quad(クワッド)mini Driver 」。キャロウェイから「エリート MINI」。タイトリストから「GT280」。PXGから「Secret weapon(シークレットウエポン)」。それぞれに特徴があり、個性が豊かなクラブばかりです。通常のドライバーを練習しつつ、安定したティーショットも欲しいというゴルファーには、ミニドライバーをバッグに入れるというのもひとつの選択肢でしょう。

 

 特にドライバーが苦手というゴルファーにおすすめなミニドライバーは、「エリート MINI」です。

Callaway ELYTE MINI ドライバー

エリートMINI

ドライバーが苦手なゴルファーにおすすめするミニドライバーはキャロウェイの「エリート mini」。ミニドライバーとしては大きめの340ccとサイズで、投影面積は、通常のドライバーと比べると一回り小さい程度です。クラブ長は43.5インチなので、近くに構えられるぶん、決して小さいとは感じないサイズに仕上がっています。フェースは他のエリートシリーズと同様に、専用に設計されたフェースを搭載し、打点のミスに強く、曲がりが少ないです。またソール後方には、3つのポジションを持つ可変ウエートが搭載されており、ネックの弾道調整機能を合わせて、幅広く調整が可能。ドライバーが苦手なゴルファーでも安定したティーショットが期待できるクラブに仕上がっています。

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