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大人気ウェッジ ボーケイSM10のバリエーションを紹介 他のウェッジと何が違う?

ゴルフギアカタログ編集部

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2024年8月に発売された「ボーケイ SM10」ウェッジは、豊富なロフト角と多彩なソールバリエーションで、あらゆるゴルファーのニーズに対応する人気モデルです。今回はSM10が誇る多彩なバリエーションを紹介します。

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ツアープロの意見が色濃く反映された実戦で磨き上げられたウェッジ

 ゴルファーであれば、知らない人はいないといっても過言ではないほどの知名度を誇る「Vokey(ボーケイ)」ウェッジ。タイトリストが展開し、ウェッジマイスターのボブ・ボーケイ氏が設計するウェッジです。2024年8月に発売された「ボーケイ SM10」ウェッジは、現在でも高い人気を誇っており、販売ランキングで常に上位を維持しています。ネーミングのSMは“スピンミルド”の略で10は10代目であることを示しています。
 

 ボーケイウェッジの最大の特徴は、主にUSPGA(全米プロゴルフ選手権)で戦うツアープロの意見を参考に設計されている点にあります。ボーケイ氏自らツアー会場へ足を運び、ツアープロがどんなウェッジを望むのかを細かく調査し、それを元にウェッジを開発しているのです。ツアーの最前線で戦う様々なプロに意見を聞き、改良を重ねていくことで、世界のトッププロから高い信頼を得ることに成功しています。だからこそアマチュアにも「ツアープロが信頼するウェッジ」として絶大な人気を誇っているのです。

ロフトごとに求められる性能を追求したきめ細かな設計

 ボーケイのウェッジには、AW(アプローチウェッジ)、SW(サンドウェッジ)といった表記は使用されていません。46度から2度刻みに62度まで用意されており、非常にスペックが多いためロフト角が表記されています。

SM10
左からロブウェッジ相当、サンドウェッジ相当、ギャップウェッジ相当モデル。

 これらのロフト角を一般的な定義に当てはめると、46~48度がピッチングウェッジ、50~52度がギャップ(アプローチ)ウェッジ、54~56度がサンドウェッジ、58~62度がロブウェッジとなります。

 

モデルロフト角実効バンス角グラインドクラブ長さ
ピッチングウェッジ (46°-48°) 
46.1046°10°F35.75インチ
48.1048°10°F35.75インチ
ギャップウェッジ (50°-52°) 
50.0850°F35.50インチ
50.1250°12°F35.50インチ
52.0852°F35.50インチ
52.1252°12°F35.50インチ
サンドウェッジ (54°-56°) 
54.0854°M35.25インチ
54.1054°10°S35.25インチ
54.1254°12°D35.25インチ
54.1454°14°F35.25インチ
56.0856°M35.25インチ
56.156°10°S35.25インチ
56.1256°12°D35.25インチ
56.1456°14°F35.25インチ
ロブウェッジ (58°-62°) 
58.0458°T35.0インチ
58.0658°K35.0インチ
58.0858°M35.0インチ
58.158°10°S35.0インチ
58.1258°12°D35.0インチ
58.1458°14°K35.0インチ
60.0460°T35.0インチ
60.0660°K35.0インチ
60.0860°M35.0インチ
60.160°10°S35.0インチ
60.1260°12°D35.0インチ
60.1460°14°K35.0インチ
62.0862°M35.0インチ

 SM10シリーズは、求められる性能を追求するため、ロフト角ごとに重心位置の異なる設計を採用しています。

 ある程度の距離を狙うため、速いヘッドスピードで打つロフト角の少ない番手では、必要以上にスピンが入らないように浅く低い重心に設計し、短い距離で振り幅が小さくてもスピン量が必要になるロフト角の多い番手では、安定してスピンが確保できるように高く深い重心に設計になっています。こういった細かな性能の追求が、ツアープロからの厚い信頼を獲得し、高い使用率につながっているのでしょう。

 

様々なゴルファーに対応するための多彩なソールバリエーション

 SM10ウェッジには、かなりの数のバリエーションが用意されています。前述したロフト角に加え、バンス角、ソールの形状、仕上げの違いなど、多岐にわたります。これには明確な理由があります。ウェッジには、フルショットだけでなくコントロールショットやアプローチといった幅広い距離の打ち分けが求められます。さらにフェアウェイ、ラフ、バンカーなど、様々なライにも対応しなければなりません。そのため、ゴルファーには様々なテクニックが求められるのですが、それぞれテクニックの使い方が異なります。その違いに可能な限りベストなスペックを用意するために、多数のバリエーションが必要なのです。 

 

 他のウェッジと比べて特に多いのがソールのバリエーション。ショット時に地面に接地する面の位置や面積、角度などに変化を持たせるため、ソールの面の形状を複数用意しています。ボーケイウェッジでは、ソールの形状の違いをグラインドと呼称しており、Fグラインド、Mグラインド、Sグラインド、Dグラインド、Tグラインド、Kグラインドと6つをラインアップ。自身の好みに合わせて選ぶことができます。

 

SM10グラインド

 

Fグラインド

フルショットやスクエアフェースでのショットに適したグラインド

Mグラインド

スクエアフェース、オープンフェースのどちらのショットにも対応したグラインド

Sグラインド

ソール幅を狭めた設計で硬めのコンディションに適したグラインド

Dグラインド

スクエア、オープンのどちらにも対応しつつ入射角が鋭角なゴルファーに向けたグラインド

Tグラインド

シビアなコンディションからでもボールに直接コンタクトしやすい接地面の小さいグラインド

Kグラインド

幅広いソールでソフトな芝やバンカーに適したグラインド
 

アマチュアにも最良のスペックを手にできる手厚いサービス

 SM10シリーズが売れ続けているのには、様々な理由があります。ツアープロに裏付けられた性能はもちろんですが、選びやすくするためのメーカーの姿勢も大きな理由の一つです。
これだけのバリエーションがあると、何が自分に合うスペックなのかがわかりづらいといった問題が出てきます。

 タイトリストでは、メーカー独自のウェッジ専用フィッティングを行っており、専用のスタッフが各ゴルファーの打ち方や、意向を確認したうえで、最適なスペックを提案してくれます。またフィッティングが受けられないゴルファーのために、自社サイトにて質問に答えるだけでおすすめのスペックを提案してくれるウェッジセレクターも用意。ゴルファーの個性や意向に合ったベストなスペックを使って欲しいというメーカーの想いが感じられます。

常に進化をし続けるボーケイウェッジ

 2024年に発売されたSM10シリーズですが、2025年3月には、58度と60度に新たなバリエーションが追加され、さらに新たなオイルカン仕上げが追加されました。これで仕上げは、4タイプとなり好みに応じて選ぶことができます。進化をし続けるボーケイウェッジは、性能、所有感、そしてこだわれるスペックの多さが、ツアープロはもちろん、ビギナーから上級者まで幅広く支持されています。もし現状の100ヤード以内に不満を持っているなら、まずはタイトリストのウェッジセレクターにチャレンジしてみましょう。いいヒントが得られるかもしれませんよ。
 

ボーケイ SM10 ウェッジ

VOKEY SM10 ウェッジ

VOKEY SM10 ウェッジ

タイトリストのウェッジブランド「ボーケイ」のスピンミルドシリーズ10代目。ツアープロからのフィードバックによって開発されており、シビアな環境で戦うために設計されています。ロフト角ごとに重心位置を最適化した設計が採用され、各番手に求められる性能を追求。バリエーションも非常に豊富で、46度から2度刻みで62度までラインアップし、同じロフト角でもバンス角やソールのグラインドのバリエーションを用意するなど、幅広いラインアップを用意。基本性能と豊富な選択肢で、ゴルファーの好みや打ち方など、細かなニーズに対応した高性能ウェッジです。

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VOKEY SM10 オイルカン仕上げ ウェッジ

SM10 オイルカン仕上げ ウェッジ

SM10シリーズには、通常明るいシルバー仕上げのツアークローム仕上げ、落ち着いたグレーのニッケル仕上げ、反射を抑えたブラックのジェットブラック仕上げが用意されていますが、新たに数量限定でオイルカン仕上げが追加されました。従来のオイルカンは、熱したヘッドをオイルに浸し、表面を酸化させて仕上げる方法ですが、今作では、PVD処理により、反射を最大限に抑えつつ、従来のオイルカンに似た銅色を生み出しています。

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