[2024年最新]後悔しないウェッジの選び方とは?初心者向けオススメウェッジ5選
ゴルフギアカタログ編集部更新日:
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ウェッジは、グリーン周りでのアプローチショットやバンカーショットに特化したクラブです。ピッチングウェッジ、アプローチウェッジ、サンドウェッジ、ロブウェッジなど、ロフト角によって様々な種類がありますが、どのように選択し使用するのがよいのでしょうか。
ウェッジはボールをコントロールするために特化したクラブ
ウェッジは、100ヤード以内といった短い距離をより正確に狙うためのクラブでアイアンの一種で、バンカーやラフといった悪条件でもボールをコントロールしやすいように設計されています。
ボールを正確に狙ったエリアに止めるため、ロフト角はアイアンの最も飛ばない番手よりも大きく設定され、高さが出しやすくなっています。さらに、より細かなボールコントロールを可能にするため、スピン性能を高めています。パターを除くクラブの中では最も短く重く設計されていており、アプローチショットなど中途半端な距離でも扱いやすくなっています。
ウェッジはメーカーによって表記が異なる
ウェッジは、メーカーによって番手の表記が異なっていて、「54」や「58」などロフト角を表記するケースと「AW」、「SW」といったローマ字表記のケースがあります。
アイアンの一番下の番手はPW(ピッチングウェッジ)であることが多いですが、ウェッジにもPWは存在します。ウェッジの分類で最もロフト角が立っている46~48度あたりの番手につけられることが多いです。その下の番手には、AW(アプローチウェッジ)やGW(ギャップウェッジ)などがあり、50~54度ぐらいのロフト角の番手に多いです。56~58度がSW(サンドウェッジ)で60度以上の番手はLW(ロブウェッジ)と表記されます。
ウェッジには対象ゴルファーによって幅広いバリエーションがある
ドライバーやアイアンと同じように、ウェッジにも、様々なゴルファーに向けたモデルが用意されています。
より細かなボールコントロールを実現するために操作性がに優れたモデルから、ミスに強くオートマチックに打てるモデルまで様々です。それぞれの性能は、各モデルによって細かく作り分けられているため、パッと見では判断できませんが、ある程度性能を見極められるポイントがソールです。
ウェッジのソールには様々なバリエーションが用意されており、その形状はそれぞれの打ち方やライの状況などによって選ぶことができます。
ソール幅が狭い、四方が削られているといった加工がされているモデルは、悪いライからでもボールをコントロールするための工夫です。ソール幅が広く平面的なであるモデルは、少し手前から接地しても滑りやすく、バンカーなどでも刺さりづらい工夫で、ミスに強いモデルの特徴の一つです。
バンス角は、コントロール性能とミスへの強さに影響する
ウェッジの性能を見極めるポイントとして、もうひと一つ見ておきたいのがバンス角です。
モデルによっては、ロフト角とともにヘッドに記載されていることもあるバンス角は、簡単に説明するとシャフトを垂直にした時に、どれだけソールが張り出しているかを示したものになります。
一般的に6~8度がバンス角の少ないローバンス、12~14度がバンス角の大きいハイバンスと呼ばれます。バンス角が大きいほど張り出しが大きく、地面にソールが接地した時の刺さりすぎを防ぎ、ヘッドを押し返してくれます。バンス角が小さいと地面に刺さりやすくはなりますが、そのぶん薄い芝やベアグラウンドなどより厳しいライでもボールに直接コンタクトしやすくなり、シビアなボールコントロールがしやすくなります。
初心者のうちは、ミスを助けてくれますのである程度バンスがある10度以上のモデルを選ぶのがよいでしょう。
ロフト角は飛距離や高さを調整するための重要な要素
ウェッジは単品で販売されているモデルが多く、自由に組み合わせることができます。どのモデルにするかも重要ですが、同じぐらい重要なのがロフト選びです。
バリエーションの多いウェッジでは44度から62度までラインアップされ、自身で選ぶ必要があります。ゴルフ歴の長いゴルファーは、今まで使用していたウェッジを基準に選ぶことができますが、それがないゴルファーにとっては結構な難問です。一つの基準となるのが、アイアンの一番下の番手です。その番手のロフト角が何度であるかをチェックし、そこを基準に選ぶようにします。
ロフト角の違いはアイアンと同様で大きいほど高く上がり、飛距離は少なくなります。フルショットでの明確な飛距離の基準が自身にない場合は、バンカーで使用する56~58度のモデルの1本を決め、自身のPWのロフト角との間を均等に埋めるようにぶのがおすすめです。
またウェッジを何本セッティングに組み込むかも重要なポイントです。ゴルフクラブはパターを含めて14本セッティングすることができます。FWやUT、アイアンの本数によってウェッジの組み込める本数が変わってくるので、まず最大で何本組み込むことができるのかを確認しましょう。
初心者のうちは無理に増やす必要はないので、2本ほどでプレーをし、不足を感じたら本数を増やすと良いでしょう。
初心者こそウェッジ選びは重要なポイント
ウェッジは、上達するほどスコアメイクにつながります。そのため、振り慣れていない時期にどんなモデルを選ぶのかはとても大切なポイントです。
初心者のうちからできるだけスコアに繋げたいと考えるなら、ミスに強いオートマチックなモデルがおすすめです。ダフリのミスに強いソール幅の広いモデルや、打点ズレのミスに強いヘッドサイズが大きめのモデルが良いでしょう。
早めにボールコントロールの技術を身につけたいと考えるなら、ある程度操作性のあるモデルがおすすめです。操作性の高いモデルの中にも比較的ミスに強いソール形状のものもあるので、そういったモデルであれば、ミスを軽減しつつ、テクニックを身につけることができます。
購入時はシャフトもチェック! アイアンより軽いシャフトは避けよう
ウェッジを購入する際は、装着されているシャフトもチェックしましょう。特に気を付けたいのが装着されているシャフトの重量帯です。
今使用しているアイアンのシャフトよりも軽いモデルが装着されているウェッジを選んでしまうと、スイング中にクラブの重さを感じづらくなってしまい、余計なミスを誘発してしまう可能性があります。
ウェッジシャフトの純正バリエーションは、さほど多くありません。アイアンと同じモデルのシャフトが、単品で購入するウェッジには用意されていないことが多いです。
最初は無理に合わせなくても大きな問題にはならないので、用意されているスペックの中から、アイアンのシャフトの重量帯と同じかそれよりも重めのモデルを選ぶと良いでしょう。
ミスへの強さを重視するか? それともスピンやコントロール性能を重視するか?
ウェッジは、ショットの調子が悪い時こそ活躍するクラブです。クラブに頼って大きなミスを減らすのか、自身の腕を磨いてカバーするのか、考え方によって選ぶモデルが変わってきます。
様々な特徴を持ったウェッジをご紹介するので自身が求めるウェッジを探してみてください。
クリーブランド RTX 6 ジップコア
クリーブランドは、1979年創業にしたアメリカの老舗のクラブメーカーでしたが、2007年にダンロップグループの一員になりました。現在の日本の市場では、主にウェッジのブランドとして展開しています。
Cleveland RTX 6 ZIPCORE
RTX 6 ZIPCORE(ジップコア)は、ロフト角ごとに異なるフェースのブラストやミーリングを搭載した「HydraZip」フェースを採用するウェッジです。ネックの内部に比重の軽いセラミックを搭載し、重心の調整やミスへの寛容性を高めた「ZIPCORE」といった独自の技術を搭載しています。ツアープロや上級者が好む操作性を持ちながら、ミスへの強さを併せ持つモデルとして高い人気を誇っています。ロフトバリエーションは46度から2度刻みの60度までで、54度以下の番手には、3タイプのソールをラインアップしているので、好みに合わせて選ぶことができます。
フォーティーン DJ-6
フォーティーンは、ウェッジには並々ならぬこだわりを持つ日本のメーカーで、過去にも多くのヒットしたウェッジを持っています。操作性の高いモデルとオートマチックなミスに強いモデル両方をラインアップし、どちらも高い評価を得ています。
FOURTEEN DJ-6
DJ-6はミスに強い設計で、特にダフリのミスに強いのが特徴のウェッジです。グランドキャニオンソールと呼ばれる中央に溝が彫られたソールを採用し、適度にヘッドを地面に入り込ませながら、深く潜りこませないようになっており、オートマチックにボールを拾ってくれます。 ロフトバリエーションは44度から2度刻みで60度までをラインアップ。ソールの形状やバンス角は1タイプのみと、購入時に迷わないシンプルなバリエーションです。
タイトリスト ボーケイデザイン SM10
ウェッジデザイナーであるボブ・ボーケイ氏が、ツアープロの意見を隅々までリサーチして設計しているのがこのボーケイデザインウェッジです。タイトリストのウェッジブランドであり、モデルチェンジごとに最新の技術とツアープロの声を反映させた設計で、上級者やツアープロに人気があります。
Titleist VOKEY DESIGN SM10
操作性に優れたモデルですが、様々なゴルファーを想定した非常に多くのバリエーションを持つため、初心者だから難しくて使えないといったことがないウェッジです。ロフト角に合わせて重心位置や溝の掘り方を変え、番手ごとに求められる性能を最適化し、どんな状況でも安定したスピン性能を発揮します。また6種類のソール、46度から2度刻みで62度まで用意されたロフト角、さらにバンス角にもバリエーションを持たせ膨大な組み合わせを用意することで、細かなゴルファーのニーズに対応したラインアップとなっています。
キャロウェイ オーパスウェッジ
キャロウェイのウェッジは、多くのモデルでスピン性能の高さと操作性が良い特長を持ち、グリーン周りからの安定したアプローチショットやバンカーショットを打つことができます。
callaway OPUS WEDGE
キャロウェイ開発チームがツアープロからのフィードバックを元に設計したモデルです。小ぶりで丸みのある形状は、上級者やツアープロからも高い評価を得ています。前作より溝の本数を2本増やしたことにより、ラフや濡れた状況でも安定したスピン性能を発揮、よりコントロール性能に優れたモデルになりました。ソールバリエーションは4タイプを用意し、ロフトバリエーションは48度から2度刻みで60度までです。バンス角はソールのタイプと連動しており、選択肢を用意しながらもシンプルで選びやすい構成になっています。初心者やクラブに助けて欲しいと考えるゴルファーは、WグラインドかSグラインドがオススメです。
キャスコ ドルフィンウェッジ DW123
キャスコは、日本のゴルフ用品メーカーとして、長年日本のゴルファーに愛用されています。ドルフィンウェッジは、「アベレージゴルファーのアプローチショットをやさしくする」というキーワードのもと開発されたウェッジで、フェアウェイはもちろん、ラフやバンカーなど様々なシチュエーションでやさしく打てると、多くのアマチュアゴルファーに支持されています。
kasco DOLPHIN WEDGE DW-123
ドルフィンウェッジDW123は、バンカーショットに力を発揮するモデルで、ヒール側のソールを広げたヒールフィンがヘッドの刺さりすぎを防いでくれ、ソール中央に突起を持たせたピラミッドシェイプを採用することで、ヘッドの跳ね返り過ぎを防ぎ、安定したバンカーショットが期待できます。もちろん芝の上からのアプローチショットにも使用することができます。アプローチやバンカーに苦手意識があるゴルファーには是非試してもらいたいモデルです。
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