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[2024年最新]フェアウェイウッドはどうやって選ぶべき?最新テクノロジー満載の初心者向けフェアウェイウッド5選

ゴルフギアカタログ編集部

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フェアウェイウッドは、ドライバーと同じウッドに属するクラブです。アイアンやユーティリティーより飛距離が出せるクラブのため、ラウンドでは、ティーショットやPar5のフェアウェイからのセカンドショットで使用することが多いクラブです。ここでは、フェアウェイウッドをどのように検討して選べばよいか、また、最近の人気クラブをご紹介します。

おすすめ初心者向け

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フェアウェイウッドは芝の上から打つ最も飛ばせるクラブ

フェアウェイウッドは、ドライバーと同じウッドに属するクラブです。ヘッドは、ドライバーと同じようにフェースの後ろに奥行きを持つ形状をしており、ドライバーより短く小ぶりなサイズになっています。理由は、ドライバーのようにティーアップして空中のボールを打つだけでなく、芝の上からも使用するためです。短いといってもユーティリティーやアイアンよりも長く設定されているため、芝の上から使用するクラブとしては最も飛距離が出せるクラブになります。

 

フェアウェイウッドは、アイアンと同じように複数の番手がラインアップされており、打ちたい飛距離によって使い分けます。一般的なラインアップは、3番・5番・7番ウッドで、それぞれ単品で販売されています。

G430フェアウェイウッド
ピンのG430MAXフェアウェイウッド。左より3番・5番・7番・9番

メーカーによっては、2番や4番、9番ウッドなども存在しています。基本として3番ウッドが最も飛距離が出る番手として設定されており、フェアウェイウッドの中では、難しいとされている番手です。それは飛距離を得るためにクラブ長が長く設定されており、ボールの上がりやすさにつながるロフト角が小さめに設定されているからで、初心者には、3番ウッドよりも短くロフト角が多く設定されている5番ウッドが推奨されています。

 やさしさの基準はミスへの強さと上がりやすさ

フェアウェイウッドの「やさしいモデル」とは強くボールが上がりやすいものを指します。フェアウェイウッドは芝の上から打つため、ボールをクリーンでとらえることが難しく、打点がズレたり、トップ気味の当たりでもボールが上がってくれることが安定したショットにつながります。

 

スライスに悩むゴルファーにはつかまり性能を高めたモデルも用意されています。中上級者向けのモデルになると、上がりやすさよりもスピンが少なめで飛距離を重視した強い弾道が打てるモデルや、操作性を高めたモデルもあります。

 

フェアウェイウッドは、アイアンのバックフェースのように性能によって形状が大きく異なるといった特徴がありません。ひと昔前のモデルでは、フェースが厚いモデル(ディープフェース)は上級者、薄いモデル(シャローフェース)が初中級者といったような見た目に違いがあったのですが、最近のモデルはそういった大きな違いは少なくなってきています。

 

試打せずに性能を確認するには、メーカーのホームページなどで基本設計を確認し、クラブのネーミングなどで判断するのが間違いないでしょう。

スペックはドライバーを基準に選ぶ

フェアウェイウッドは単品で販売しているため、自由にモデルを選ぶことができます。ですがキャッチコピーなどがやさしいと言われるモデルを鵜呑みにして購入するとかえって当たらないモデルを購入してしまう危険性があります。

 

フェアウェイウッドは、ドライバーとユーティリティー、アイアンの間に位置するジャンルのクラブです。ドライバーやアイアンとのスペック差が大きいと、振り心地に大きな差ができてしまい、どんなにヘッドが高性能でもボールに当てづらいクラブになってしまいます。

 

フェアウェイウッドを選ぶときは、クラブとしてポジションが近いドライバーのスペックを確認し、近いスペックを選ぶことをお勧めします。確認する項目としては、シャフトの重量とフレックス(硬さ)です。

 

ゴルフクラブは短かくなるほど重くなるように設計されています。やさしいと言われているモデルは軽量に設計されているものが多いので、ドライバーよりも軽いものを選ばないように注意が必要です。3番ウッドでドライバーよりも15~20グラム程度重く設定されているモデルが適正重量になります。

フェース素材が異なるモデルがある

ほとんどのモデルがフェースにチタン合金を使用しているドライバーと違い、フェアウェイウッドのフェース素材にはいくつかの種類があります。

 

一般的なモデルはステンレスを使用していて、モデルによってマレージング鋼などの特殊鋼、そしてドライバーと同じチタン合金を使用するものも存在します。もちろんステンレスを採用しているものにも高性能なモデルはたくさん存在しますが、特殊鋼やチタン合金は、ステンレスより比重が軽いため、同じ強度でも薄く作ることができ、軽くすることができます。そのぶんの重さを他の位置に配置することによって、スピンを減らしたり、上がりやすくしたりすることができるのです。

フェアウェイウッド
フェースに高強度カーペンター・ステンレススチールを採用したタイトリストのTSR1(左)と高強度マレージング材を使用したPRGRのSUPER egg(中)、βチタンを採用したヤマハのリミックス VD。

フェースの素材がチタン合金だから高性能と言えなくはないですが、自身が求める性能かどうかの方が重要です。従って、使われている素材だけで自分に合ったクラブなのかは判断できないのです。

スタイルによって本数は変わる

フェアウェイウッドは、プレースタイルによってセットする本数が変わってきます。パターを含めたクラブの本数の上限は、14本、他のクラブと合わせて14本以内に収まるようにセッティングします。

 

7番ウッド以下のフェアウェイウッドは一般的にショートウッドなどと呼称され、ボールが上がりづらいゴルファーやヘッドスピードが控えめなゴルファーに重宝されています。

 

飛距離の出るユーティリティーと重なるのですが、ショートウッドの方が高い弾道を打ちやすく、キャリーが稼ぎやすいといった利点があります。高い弾道が打ちたいならショートウッド、ライナー性の弾道が打ちたいならユーティリティーと自身の好みに合わせて選ぶことができます。

 

フェアウェイウッドのセッティングは一般的に2本が多いのですが、何本であっても14本を超えなければ問題ありません。例えば、ドライバーが1本、アイアンが5番からPWまでウェッジが2本ならパターを入れて、10本です。残りの4本をフェアウェイウッドかユーティリティーに使うことができます。初心者のうちは、無理に14本そろえる必要もありませんので、フェアウェイウッド1本、ユーティリティー1本でしばらくプレーをし、自分のスタイルに合った方を買い足していくのがおすすめです。

使いこなせるようになれば一気にゴルフが楽になる

フェアウェイウッドは、芝の上から打つ最も長いクラブですので、どんなにやさしいモデルでも簡単には打ちこなせないクラブです。フェアウェイウッドを使用しなくてもゴルフはプレーできます。ですが使えるようになると一気にゴルフが楽になり、楽しくなるクラブでもあります。入門用として、また長く使えるモデルとしておすすめのフェアウェイウッドをご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

テーラーメイド Qi10 フェアウェイウッド

Qi10(キューアイテン)はテーラーメイドが展開する世界統一ブランドです。フェアウェイウッドは、Qi10MAX・Qi10・Qi10 TOURの3モデルがラインアップされています。

テーラーメイド (Taylor Made)  Qi10 フェアウェイウッド

Qi10 FAIRWAY WOODS

TaylorMade Qi10フェアウェイウッドは、飛距離、ミスへの寛容性、直進性とバランスが取れたスタンダードなモデルです。クラウンには軽量なカーボンを採用し、ボールが上がりやすく、余計なスピンが入りづらい低重心に設計されています。最も距離が出る#3には2種類のロフト角が用意され、フェースにはマレージング鋼を採用。#5・#7・#9にはステンレスのフェースが採用され、ミスに強く安定した弾道が期待できます。#3や#5は中上級者から高い支持を得ており、#7や#9といった短い番手は、初心者でも扱いやすいと幅広いゴルファーに高い評価を得ています。

 

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ダンロップ ゼクシオ13 フェアウェイウッド

DUNLOP XXIO13 フェアウェイウッドは、主に日本で展開するダンロップのエンジョイゴルファー向けシリーズです。非常に軽量に作られており、楽に振れてミスに強いと日本はもちろん、最近では、海外でも人気が高まっています。

ゼクシオ (XXIO)  ゼクシオ 13/XXIO 13 フェアウェイウッド

Ai-ONE TRI-BEAM #7

ゼクシオ13 フェアウェイウッドは、ボールを上がりやすくするために低重心に設計し、HT1770Mと呼ばれる特殊鋼をフェースに採用。フェースのたわみを最大限に大きくし、ヘッドスピードが控えめなゴルファーでもミスに強く高い打ち出し角を実現させています。またつかまり性能も高く、右へのミスを抑えた設計で、スライスに悩むゴルファーにも高い評価を得ています。パワーに自信がないゴルファー、右へのミスが多いゴルファーにおすすめの1本です。

 

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キャロウェイ パラダイム Ai スモークマックス  フェアウェイウッド

PARADYM Ai SMOKEは、キャロウェイが展開する世界統一シリーズです。フェアウェイウッドは、PARADYM Ai SMOKE ♦♦♦ T・PARADYM Ai SMOKE MAX・PARADYM Ai SMOKE MAX D・PARADYM Ai SMOKE MAX FASTの4モデルがラインアップされています。

キャロウェイ (Callaway)  PARADYM Ai SMOKE MAX フェアウェイウッド

PARADYM Ai SMOKE MAX フェアウェイウッド

PARADYM Ai SMOKE MAXは、幅広いゴルファーに対応したスタンダードなポジションのモデルです。ターゲットとなるゴルファーに合わせてAiが設計したフェースを採用し、打点のズレが起きても飛距離ロスや曲がりが少ないのが特徴で、番手ごとにフェースの素材を使い分ける非常に凝った作りになっています。また番手のラインアップが非常に豊富なのもポイントのひとつで、ロフト角が異なる#3が2モデル、#5、#7、多めのロフトでやや長い設定のHeaven、#9、#11と7つも用意することで、初心者からツアープロまで幅広く使用でき、様々なゴルファーの用途や悩みに対応したシリーズです。

 

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ピン G430 MAX  フェアウェイウッド

PING G430 MAX フェアウェイウッドG430は、PINGが展開するやさしさを追求したシリーズです。あらゆるミスに強く、やさしいモデルとして多くのゴルファーに認知されており、発売から2年近くが経つ今でもドライバーからアイアンまで高いセールスを記録し続けている名器と名高いシリーズです。フェアウェイウッドは、G430MAX・G430SFT・G430LSTの3モデルラインアップされています。

ピン (PING)  G430 MAX フェアウェイウッド

G430 MAX フェアウェイウッド

G430 MAX フェアウェイウッドは、幅広いゴルファーに対応するスタンダードなポジションに位置します。特徴は、高い慣性モーメントで、芯を外してもヘッドがブレにくく、ミスへの寛容性の高さと直進性を実現させています。また重心を低く深い位置に設定し、フェースにはマレージング鋼を採用、高い打ち出し角と飛距離性能も追求しており、売れ続けているのも納得の仕上がりです。

 

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テーラーメイド ステルス2 HD フェアウェイウッド

STEALTH2(ステルスツー)シリーズはテーラーメイドの2023年モデルで、Qi10シリーズの前作にあたります。最近は、クラブをモデルチェンジしても前作をマークダウンして売り続けているケースがあり、新品をリーズナブルに手にすることができます。

テーラーメイド (Taylor Made)  STEALTH2 HD フェアウェイウッド

STEALTH2 HD フェアウェイウッド

STEALTH2 HDフェアウェイウッドは、STEALTH2シリーズの中で、もっともミスに強く、適度なつかまりを持たせたモデルで、450SSという特殊鋼をフェースに採用することで、より速いボール初速を追求しています。やや大きめのヘッドで、ミスに強く、適度なつかまりとの相乗効果により安定して飛ばせるモデルに仕上がっています。番手構成は#3・#5・#7で、他のモデルより少し大きめのロフト設定で打ち出し角が稼ぎやすい設定になっています。高性能なヘッドを新品でリーズナブルに手にしたいゴルファーには良い選択肢だと思います。

 

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